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【保育士さんが始めた居場所④】場づくりから、顔の見えるまちづくりを! 『こどもば』 〜食を通じた居場所〜
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
「こどもば」さんシリーズ
前回は、地域の特性や地域のつながりについてのお話でした。
今回は、「子ども食堂」や「みんなの食堂」、食を通じた居場所の取り組みについてお伝えします。
▼以前の記事
①活動紹介編
②活動ができるまで
③地域のこと
こどもばさま
Webサイト:https://megurokodomoba.or.jp/
fecebook:https://www.facebook.com/megurokodomoba/
note:https://note.com/megurokodomoba/
■こどもばの食を通じた居場所
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【各地域での居場所】
前回、自治会さんと一緒に居場所を作っているというお話をしました。
横山さんの理想としては、
そこの自治会だけで完結するのではなく、
他にも、同じように、場所を持っている自治会はあるので、
ぜひ他のところでもどうですか?
と、投げかけてやっていきたい、と思っているそうです。
子ども食堂もそうですが、
ブームの時もあって増えてきてはいて、
こどもばでも、今2カ所でやっています。
同じ団体が複数個所でやりますというのも、
ノウハウもあって、やりやすいですが、
そこが急になくなっちゃったら、不毛地帯になっちゃったりするので、
チェーン化のような形もいいけれど、
やっぱり各地域で、個人商店のような形で、
立ち上がったグループが自分たちで試行錯誤しながら、
居場所をつくることで、雰囲気や団体の色のある、
特色のあるところが、複数できると考えています。
目黒区には、公立の小学校が23校あるので、
それぞれの地域で居場所があれば、どこの子たちもいけるよね。
と、いう感じで
その中の、どこかが継続できなくてなくなっても、
隣町ではやっているなど、うまくフォローし合う関係性が、
網の目のようにあると、子どもたちを見守れるかなと思うので、
いろんな団体がやってるっていうのはいいなと思っています。
こういう、自治会の場所を使ったサードプレイスとか、
放課後の居場所も、主体はあくまでも自治会で、
こちらは、それをサポートするっていう形の方がいいかな。
と思ってやっています。
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【みんなの食堂】
こどもばさんでは、「みんなの食堂」という、
誰でも行ける食堂もやっています。
子どもに限定してない食堂が増えてきたよねって話が、
子ども食堂をはじめて2年ぐらいででてきて、
高齢者の一人暮らしや、孤立・孤独も気になっているメンバーもいて、
高齢者支援も大事だよね。
という、話の中から、生まれました。
平日の夜だと暗い中、行き来する高齢者は大変だから、
土曜日にお昼だったら来やすいかなってことで、
2018年に始まりました。
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【高齢者と子ども、みんなのかかわり】
高齢の方と子どもの関わりについてお聞きしました。
私も最初は、高齢者と子どもがおしゃべりしながら食事をする。
理想はそんな感じで、
関わりが生まれるかなと思っていました。
関わって、一緒に遊んでくれたりしてもいいかなと思っていたけれど、
意外と、食べに来たら「美味しかったです」なんて言って、
すぐに帰ってしまっていて、、、。
でも、
無理して一緒に遊んでください。とか、子どもたちにも、一緒に遊んでね。
とかっていうのも、嫌なので、
食べて楽しかったです。また来ます。
それで、いいかなと思っています。
一緒の空間にみんながいる。
いろんな世代がいる。
別にお互いが仲良くなったりしなくてもいいけど、
そういう場所があることが大事だと感じています。
【みんなの食堂からボランティアに】
1人で食べに来たシニアの女性が、
あのボランティアでも来てもいいですか?
なんていうこともあり、ボランティアとして来た方もいるそうです。
雰囲気とかわからないと、自分でもできるかな?
という不安もありますよね。
まず食べに来て、せっかくだから、ボランティアも・・・
料理だけならできるので、
という、感じで来てくれる方もいます。
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【イベントについて】
私が訪問した時は、漫画家の方をよんでイベントをしていました。
イベントの企画についても聞いてみました。
活動を始めた当初、
イベント的なことからしかできなかったので、
まずは、夏休みに夏祭りやろうということになったのが始まりです。
自治会の方とも話し合って、クリスマスも楽しいよね。
とかって感じで、一緒につくっていくようになったそうです。
自治会では、今までは、やりたくてもやれてなかったというお話も聞いていたので、一緒に話し合いながら、外遊びもいいよね。とか、
メンバーの中からも話があって、
じゃあ、今度は春の花見の時期に、外の公園遊びしませんか。とか、
その場その場で、追加しています。
子ども食堂の中では、特に夏休みの平日のお昼は、
給食がない時期でもあるので、
子どもの、食の確保という意味合いも含めながら、
あえて平日の昼間にやっています。
ちょっと食べて、ちょっと遊んで帰るのですが、
夏休みだから、お楽しみ企画も入れたいなぁ。という意見も出てきて、
はじめは、料理体験を夏休みに1回、冬休みに1回やっていたのですが、
料理体験がすごく人気で、すぐに定員オーバーになってしまって・・。
じゃあ、料理体験も2回やろう。
2カ所で、それぞれやろうとか、増やしながらやってきました。
去年ぐらいに、たまたま東京都写真美術館さんが、
美術館を、子どもたちに知ってもらいたいといっていて、
相談を受けたりしてる中で、ワークショップをやったりしています。
漫画のイベントの方は渋谷区からで、
子ども食堂とか、いろいろ企画していて、
目黒区でもちょっとやってみたいという、話があって、
自分の漫画体験教室もやってるといっていたので、
こどもばでもやりませんか?と
つながりから、のイベントがほとんどです。
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■最後に
最後までありがとうございました!
各学区にそれぞれの居場所があったらすごいですね。
何かしてもよいし、何もしなくてもよい。ふらっと立ち寄れる、地域の人がいる、地域の人の居場所づくり。
できることや、つながりから、広げていっているのは素敵だなと感じました。
次回は、こどもばさんの「学習を通じた居場所」についてです。
学習を軸に、多様な交わる場を作っています!
また見てもらえると嬉しいです😊