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左利きの日におすすめしたい!愛用文具3つ

本日8月13日は左利きの日。私自身も左利きである。

ここ数年、左利き用の文具を手にする機会が増えた。実際に使ってみると、動作のスムーズさに感動する。「右利きは、日常的にこの動作に困らず生きているのか……!」と。

今回は、私が気に入っている左利きにおすすめの文具を3つ紹介する。「左利き用じゃなくても特に困ってないよ」という人ほど試して欲しい。


左利きの方におすすめしたい文具3つ

①左ききの手帳

左利きの方向けの商品を中心に販売している、オンラインストア「左ききの道具店」。どの商品も左利きにおすすめできるが、今回紹介するのは「左ききの手帳」である。私は2020年、初めて販売されたときから使っており、今年で3年目になった。

左利きに特化した機能は、以下の3点。

  1. 綴じ方向が一般的な手帳と逆

  2. 週間予定とメモのページが、一般的な手帳と逆

  3. 日付が右側に印刷されている

それぞれ詳しく掘り下げてみよう。

1.綴じ方向が一般的な手帳と逆

一般的な左綴じの手帳だと、利き手を使う場合、左利きの人は巻末から巻頭に向かってめくることになる。綴じ方向を逆にすることで、巻頭から巻末に向かってめくれるのだ。

2.週間予定とメモのページが、一般的な手帳と逆
3.日付が右側に印刷されている

レフト式と呼ばれる、週間予定とメモのページが見開きになっている手帳フォーマットは、週間予定を見ながらメモをとったり、補足事項を書くのに向いている。しかし左利きの場合、メモをとるとき、筆記中の手で週間予定ページが隠れてしまう場合がある。

同じように、日付も左側に印刷されていると、筆記中の手で日付が隠れてしまう。

そこで、左ききの手帳は、週間予定とメモページを逆に配置。また、日付を右側に印刷することで、筆記中の手で見たいページを隠してしまうことがなくなる。

「で、何日に書き込んでいたんだっけ?」という小さなストレスを解消してくれる手帳なのだ。

現在の使い方はこちら▼

※実際のページは日記要素が大きく、殴り書きなのでお見せできない……

右から、

  1. 食事メニュー

  2. 3行日記

  3. 買い物リスト・メモ

  4. 今週のタスク

になっている。細かくカテゴリー別に区切ることで、右から左に照らし合わせやすい。また、書く面積を小さくすることで、さらにインクがこすれづらくなっている。

左利きにうれしいフォーマットに加え、年々使いやすくなっている「左ききの手帳」。2023年版は2022年9月中旬発売予定なので、今から楽しみである。

▼こちらは2022年版。在庫限り50%OFFなので、お試しで使ってみたい方におすすめ。

②左ききのダイアログノート(3冊パック)

※カバーは別売り

次に紹介するのが、「左ききのダイアログノート」。文房具の魅力を紹介するウェブマガジン「毎日、文房具。」が企画して作ったオリジナルノート、DIALOG NOTEBOOK(ダイアログノート)の左利きバージョン。プロジェクトチームに「左ききの道具店」も監修として参加している。

左ききのダイアログノートは、SNSでの「左利き用のダイアログノート」があったらいいのに……という声からできた。一連のやりとりを眺めていた私は、その行動力におどろいたものだ。

オリジナルのダイアログノートとは逆方向に綴じているのがポイント。そのおかげで、筆記中の手で前ページを隠してしまうことがない。ノートの小ささも相まって、横書きしても筆記中のインクをこすりずらい。

個人的にうれしかったのが、ページ番号が入っていること。左利き用のノートでページ番号が入っているものは、私が知る限りでは左ききのダイアログノートが初めて。そのうえページ番号は縦・横どちらにも入っているので、好きな方向でノートを使えるのだ。

私の主な使い方は、なんでも思いついたことを書く雑記ノート。「今月やりたいこと」や「欲しいものリスト」トピックごとにタイトルをつける。始めのページを目次ページにして、ページ番号で索引できるようにしている。

「左ききのダイアログノート」に思いつきで書いたリストは、「左ききの手帳」のメモページに実際のタスクとして書き直すこともある。綴じ方向が同じなので、ストレスなく組み合わせて使える。

こちらは裏表紙。”FOR LEFT-HANDERS"の印刷がうれしい。

表紙は、スタイリッシュなデザインと、温もりある活版印刷とクラフト紙の組み合せ。「左ききのダイアログノート」は、メモをとる楽しさを手のひらサイズに詰め込んだアイテムだ。

▼今回紹介した商品はこちら。

③ボールサイン iD

最後に紹介するのは、サクラクレパス「ボールサイン iD」。モダンなデザインがおしゃれなゲルインクボールペンである。インク色は、ニュアンスが違う6色のブラックカラーから選べる。私はブルーがかったブラック、「ナイトブラック」を選んだ。

ボールペンによっては書きづらいものがある左利きでも、スルスルと滑らかな書き心地。くっきり濃い色のインクを使っているにもかかわらず、裏抜け・裏写りがないのがうれしい。

一昔前までは、「海外メーカーのボールペンはデザインがおしゃれだけど、書きづらい」「国内メーカーのボールペンは書きやすいけど、デザインが垢抜けない」印象だった。だが、「ボールサイン iD」なら、税込220円でデザイン・書き心地が良いボールペンが買えてしまう。

▼左利き向けボールペンの比較記事はこちら。なせ使いづらいボールペンがあるのか説明もしている。

▼こちらは限定版のクリアブラック軸。ナイトブラックを含む6色セット。

左利きでも快適な文具を選べる時代に

私の学生時代は、文具といえば右利きの人と同じものを使うのが普通だった。なので、何の疑問も持たず使い続けていたのだ。

それが、「左ききの道具店」の左利きに特化したものつくり、「ダイアログノート」の左利きユーザーの声を聞いて進めたプロジェクトなど、左利きにもスポットライトが当たってきた。

また、文具メーカーさんの企業努力によって、文具そのものが進化する。利き手を問わない文具が増えて、左利きにも選択肢が増えてきたのだ。

もしも、気になる文具があったら手に取って使ってみて欲しい。スムーズに出るインク、開きやすいノート……小さなストレスのない世界は、驚くほど思考をクリアにしてくれるのだ。

ご興味あったらこちらもどうぞ

文具マガジンやっています。道具として使っている文具と、完全に趣味趣向の文具、どちらも好きで紹介しています。

▼「左利き向け文具」記事まとめはこちら。ボールペンやつけペンなど書く文具から、ハサミや定規まで幅広く紹介しています。

▼手帳の使い方について詳しく知りたい方はこちら。私の場合、スケジュールやタスク管理のための「書く」手帳、手帳デコやシール集めなどの「楽しむ」手帳を、用途別に分けて使っています。


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杉浦百香(もか)@ライター
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