彼女の命日の前に。
もうすぐ、従兄弟の命日だ。
先にお伝えしたい。
わたしが
前を向くことに焦点を当て、
努力することを継続し、
成果を出すことにこだわる
といったことを
意識して行動するようになったのは
彼女の背中を
見ていたからかもしれない。
いつも笑顔
努力をして欲しい結果を手に入れる
人や動物が大好き
この3つの印象が強かった。
魅力的な人であることは
この話だけでも伝わるだろう。
従兄弟は、わたしにとって
とても影響の大きい人なのだ。
ちなみに、
以前あひるとカモの記事で
飼育係をしていたことを書いたが、
飼育係をやるきっかけになった
人でもある。
人にも動物にも
愛情を注げる人だった。
従兄弟は姉妹なのだが、妹の方だ。
亡くなって1年経つ。
知らせは突然だった。
病と闘っているのを知っていたので
ずっと気になっていた。
それでも、
心の準備はできていなかった。
勝手ながら
会えなくなるのはまだ先のように
思っていたのだ。
当たり前だが、
世の中に自分の都合は
考慮してもらえない。
突然知らせがきたとき、
もう会えないことが信じられなかった。
悲しみの前に、
" もうこの世にいないなんて信じられない。"
その感覚だけがあって
あとは心の中が空っぽになった。
彼女は
いつも笑顔なのだ。
努力家なのだ。
人や動物が大好きなのだ。
いい人間じゃないか。
そんな人間が
若くしてこの世を去るとは
相当悔しかったのではないか?
あとになって、そんなことを
いろいろと考えた。
今でも彼女のことを思い出す。
ときどき、ではない。
たまに、ではない。
頻繁に、だ。
自分の人生を全力で生きる。
それが、わたしの出した答えだ。
彼女のことを思い出すときは、
今、自分は全力なのか?
自分の生きざまを振り返る機会とする。
「もっとできるよ」
いつも彼女は心の中で
わたしの背中を押してくれるのだ。
馬場香織(ばばかおり)