「サブカルおじさん梅雨の雑感～アニメ・映画レビュー編～」
ども、
私事ではありますが、現在髪を伸ばしています。ようやくツーブロックの刈り上げ部分がしんなりしてきました。目標は昔のキムタクです。
さて、
私が過去に書いてきたnoteで一番閲覧が多い作品がまさかの映画批評という事で、今回は最近みた映画やアニメだったりの感想を書いていこうと思います。ネタバレを含む場合がございますがご了承下さい。
それでは。
『それでも町は廻ってる』
満足度 ：★★
オススメ：★★★
総合 ：★★
かなりアニメナイズに作られていて原作読者にはオススメ出来ません。会話のテンポもアニメ特有の早回しで展開されていくのですごくアニメを感じます。アニメテンションに不慣れな方はかなりキツイと思います。あと主人公嵐山歩鳥の制服のスカートが短くて萎えます。そういうのじゃねえから。
しかし、歩鳥役の声優小見川千明氏の芝居が本当に素晴らしかったです。歳のせいか年々アニメのお芝居が受け入れがたくなってるのですが、まるでジブリ声優のようなナチュラルな作りのアフレコが老体に優しく染み込みました。小見川千明さん最っ高です！
あとOP坂本真綾さんからのキャラソンEDっていう流れの構成が俺達のアニメという感じがしてまるで実家に帰った安心感を与えてくれるアニメでした。
このアニメを見て面白いと思った方は是非原作コミック読んで欲しい！めっちゃ面白いので。
『夏のあらし！』『夏のあらし！～春夏冬中～』
一期
満足度 ：★★★★★
オススメ：★★★★★
総合 ：★★★★★
二期
満足度 ：★
オススメ：★
総合 ：★
第一期だけ見れば名作なのに、第二期が絶望的な駄作のため後世に語り継がれなかった作品。本当にもったいない。第一期はちゃんストーリーがありそれを支える伏線をユーモア溢れる演出で表現されています。最終の着地も綺麗に決まってて本当に面白い作品だと思いました。しかし第二期はストーリーに進展が特にあるわけでもなく、前期では伏線の演出だったものが鉄板ギャグのように扱われたり、やたらと一と潤が絡み合うシーンが多かったり。キャラモノ日常アニメのような作品になってしまっていて残念極まりないです。
何度も申し上げてる通り、第一期は名作なのでこれからチェックされる方は第一期だけの鑑賞でいいと思います。
『月』
満足度 ：★★★★★
オススメ：★★
総合 ：★★★★★
この作品はストーリーだけでも十分味わえるけど、余白や背景にも数々の問題定義が存在する読み手のリテラシーが問われる作品だと思います。
悪役としてさとくんという人物がいます。わたしは映画を見終わった後さとくんを悪だと思いませんでした。生きているだけで幸せという価値観を他人や我が子に押し付ける事に正義はあるのでしょうか。自分はそうは思いません。
もし我が子がそうだったら。うちはそうじゃないから良かったなで済ませて良いのか。これからの日本ってどうなるんだろうと考えずにはいられない作品です。この映画をみた人の意見が聞きたいのでよかったらコメントお待ちしてます。
『関心領域』
何の変哲もないホームドラマが繰り広げられます。アウシュヴィッツ収容所の隣で。
凄まじい作品です。明確な答えやストーリーがあるわけではないのに考えれば考えるほど思いが滾ってきます。そこに気付けるかどうか我々に問われています。
作中収容所内部の様子などは一切写されないのですが、端々に銃声や断末魔の叫びのようなものが聞こえるのにほとんどの人物が気にかけずに日常は流れていきます。
たった壁一枚。外ではなに不自由なく優雅で幸せに生きる家族がいて、内側は人類史上最も悲惨な虐殺が行われてるこのコントラスト。そんな惨劇が身近にあるにも関わらず無関心な人々。誰が一番恐ろしいのでしょうか。
わたしはこれに気が付いた時に作品に星を付けるのをやめました。あなたはどう思いますか？
これは世界の縮図であります。
私達の幸せは誰かの地獄の苦しみのもとに成り立っているのではないでしょうか。
私達が美味しい食事を楽しんでいる瞬間も世界のどこかでは飢えに苦しんでいる人が世界のどこかに必ずいるのです。それが海の向こうかも知れないし、たった一枚の壁の向こうかもしれない。けどそれを私達は想像出来ない。この映画をみてそんなことを思わずにはいられなくて、戦争は終わって私達の暮らしは豊かになったけど、本質的なことは何も変わってないような気がしました。
なんてこの世は残酷なんだろう。
そう豊かで幸福に生きる私は思ったのであった。
以上です。
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コメントや感想などもお待ちしてます。
では～
余談
先日、富山にいってきました。
富山の全てが大好きでした。
LOVEだよ。
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