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#映画感想文
つんドルを観て考えた自分の人生
「僕から見たら、君は眩しいけどね。
全力で生きてるじゃない。心配になるくらい。」
そのササポンの言葉が、自分自身にも深く刺さった。
なにより、安希子が自分のようだった。
焦って、がんじがらめになって、自分は大丈夫だと言い聞かせて(実際、全く大丈夫ではない時ほど周囲と自分には「私は大丈夫!」と言い切ってしまうんだよな)、でも体と心は完全には騙し切れなくて、気がつく頃にはとんでもない程疲弊している
52ヘルツのクジラたち
苦しくて、苦しくて、苦しくて、
本当に苦しい時は、涙が出ないな、と感じた。
胸が擦り切れるような苦しみと、頭のてっぺんを殴られたような苦しみと、胸の奥から込み上げてくるような苦しみを、消化できないうちに物語が進んでいって、映画を観た後、駅までの道を夢遊病のように歩いた。
でも、海の見える家でキナコがアンさんに語りかけるシーンは涙が溢れた。
わずかでも希望が見出せるような瞬間が、心の奥に温かく沁み