内覧していて気まずい瞬間:不動産エージェントの日常
こんにちは。不動産屋の松野まきです。
今日は内覧していて気まずい瞬間についてお話しします。
私たち不動産エージェントは、お客様と一緒に物件を内覧します。
時には初めてお会いするお客様と物件の前でお待ち合わせをして、はじめましてのご挨拶をしてすぐにご案内することも。
一緒に物件を見学している間、ちょっとしたアクシデントで気まずい思いをすることも少なくありません。今日はそんなエピソードをご紹介します。
仲介業者様は「あるある」として、業者さん以外の方は「こんなこともあるんだ~」と思って楽しんでいただけたら幸いです。
ゴミ捨て場に害虫Gが居た時
弊社は都内の居住用マンションを主に扱っているのですが、マンション内にゴミ置き場が設置されている場合がほとんどです。
そういう場合には共用部を案内する際にゴミ置き場も見ていただくのですが、扉を開けた瞬間に害虫Gに出くわしてしまうこともあります。
見て見ぬ振りもできますが、さすがに触れない訳にはいかないので「いますね…」「いましたね…まあ仕方ないですよね~」なんて会話をしています。
もちろん、敷地内にゴミ収集スペースがある場合多くの管理人さんが綺麗に保ってくださっています。
しかしゴミの収集日自体は決まっているので、収集日前には匂いや害虫が気になることもあるかもしれません。
そうした場合には管理体制や定期的な清掃の有無を確認することが快適な生活を保つポイントになるので、そういったことをお伝えしています。
前入居者の契約書が置いてあった
今までで3回遭遇しました。
退去時に業者さんに立ち会ってもらって、そのままうっかり忘れてしまったのでしょうか。
思わずお客様に見えないようそっと隠しました。
契約書には個人情報が満載ですし、何よりも前入居時の賃料が記載されているのが問題です。
特に都内のマンションでは、賃料が下がることは少なく、大抵は値上がりしています。
そのため、お客様にとってあまり気持ちの良い情報ではありません。
内心ドキドキしながらも、そっと隠して内覧終了後に管理会社様にお伝えしました。
現地待ち合わせで声を掛けたら違う人だった
新規のお問い合わせで、そのまま「内覧に行きましょう!」となることも多いです。
その場合、マンション前でお客様と初めてお会いして、ご挨拶することになります。
お客様らしき方が見えたらこちらからお声がけをしますが、
なるべく不審に思われないように、またお客様からも一目でわかるよう、募集図面を入れたクリアファイルを手に持つようにしています。
とはいえ声をかけたら別の方だった、なんていうケースも少なくありません。
そういう時は恥ずかしがることなく軽く笑って切り抜けます。
しかし、新築マンションの内覧会となると少し事情が違います。
内覧会では不動産業者とお客様が一堂に集まるため、お客様も「どの不動産会社の人か」を見分ける必要があります。
この時ばかりは、空港の出迎えのように「○○様」と書いた紙を持ちたい!と思うこともあります。
オンライン内覧中の失敗
遠方からのお引越しのお客様には、ビデオ通話を繋ぎながら物件をご案内することがあります。
オンライン内覧はお客様にとってカメラに映る画角が全てです。
そのため、どんなに話が盛り上がっていても、常にカメラの向きや映りに気を配らなければならないので意外と大変です。
実は、気を配りすぎて思いっきり転んでしまったことがありました。
その瞬間はビデオ通話の向こうのお客様もさぞ驚かれたと思います。。
お客様にはとても心配されてしまいましたが、幸い怪我もなくそのお部屋は無事にお申し込みいただきました。
今では少し笑い話として良い思い出です。
こんな風に日々さまざまなアクシデントが起こることもありますが、それも一つ一つが大切な教訓です。
不動産業はすべてがケースバイケース。だからこそ、その場に応じた柔軟な対応力が求められます。
日々経験を積みながら、場当たり力をつけてお客様に最適なサービスを提供できるよう頑張ってまいります。