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(詩)〜 止まれない廻り 〜【四畳半の部屋、お嫁にいった後の姉の後に宛てがわれた部屋。別に目新しい物は何一つない部屋で、毎日、毎日、恨み辛みを嘆くルーティンが苦しく、止めて欲しいと願って、綴ったものです。】

私は檻の中のネズミだ。
くるくる、くるくる廻っている。(まわって)

同じ景色、同じ言葉、同じ思考。
くるくる、くるくる廻っている。

だいぶん、疲れてきた。
止まりたい。止まれない。

滑車は廻る。(めぐ)
意思とは関係なく廻っている。
その動きに足は自然に動く。

私の脳はイカレテいる。

疲れたのならば、止まれと命令すれば良いだけ
なのに。

私の脳は止まる事を知らない。

誰かが止めてくれるのを待とうか?
いつ止めてくれるだろうか?

自分で止めてしまうのが、一番手っ取り早い
かもしれない。

疵を負ってみようか。
薬を沢山飲んでみようか。
それとも思い切って、滑車から飛び出して
しまおうか。

滑車は廻る。
くるくる、くるくる。

いつ止めてしまおう…。


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