自分の道とは
子どもの頃、秘密基地をつくったことはありますか?
道のない山の中を探検しながら隠れ家にできそうなところを探した
今だったら恐ろしくてできない事です。
子育てをしながら子どもたちを自由にさせたいと頭で思っていても
そんな勇気は少しもなかった
目の届くところに
行動範囲が把握できる中に
自分は茨の道を選んできたのに
我が子にはさせられない
なぜだか答えは簡単
自分の経験があまりにも厳しい選択と我慢と悔しさと悲しさがあったから
そっちに行くと苦しいよ
それは単なる自分の通った道しか知らないという浅はかな知恵
人はみんな違うのにね
冒頭の基地をつくるための探検
友だち何人かと歩いてもそれぞれに視線の高さも気になる草花も違う
空ばかりを見て歩く子もいれば
足元ばかりを見て歩く子もいる
秘密基地をつくるという目的のためにそれぞれがそれぞれの経験をしながらそこを目指す
自分が思う「こうしたらいいんじゃない」を頼りに
まぁまぁ大人になってから人はみんな違う道を歩いているんだとようやく思えるようになった
「こうしたらいいんじゃない」が「それもいいんじゃない」と思えるようになった
先日まぁまぁ大人になった子どもと話した
「お母さんに勇気がなかったからあの時ダメだよとしか言えなかったの。ごめんね」息子は携帯を触りながら「しゃーねーな」と成り行きを片付ける
私は「もう戻って来ないんだよねその時間・・・」と言葉にせずに飲み込んだ
今進んでいる道はそっちでいいかい?
それは自分の道かい?
いつもそう自分に問いかけるようにしています
大袈裟に言えば
忍耐と根性で耐え忍んだ10代
闇雲に突き進んできた20代
辛さも笑いに変えてきた30代
もう40代は悠々自適
そして50代の今、やりたかったことが形になってきたように思います
自分の選択と決断で道は出来ていくんだね
いいも悪いもない
正しいも間違いもない
ジャッジをしないこと
目の前の道は自分で切り拓いていくんだよ