子どもの権利と親への支援
子どもの権利は昔より良くなってきています。
育ててもらった恩ではなく、
きちんと育ててもらう権利がある。
社会全体でそういう考え方に変わってきていると感じます。
子どもの権利は誰が守るのか
きちんと育ててもらることが子どもの権利であるなら、それを守るのは誰か。
本来なら社会全体で権利を守っていくというのが理想だと思います。
けど、現状はそこまで追いついていなくて、それぞれの親が子どもの権利を守るためにとにかく頑張るというのが、現実だと実感しています。
小3の子どもがいる、と言うと
まだまだ手がかかって大変ですよね。
とよく言われます。
世間話のテンプレとしてそれが通用するくらいには、親の負担は大きいというのが共通認識になっているんだと思います。
手がかかると言われる年齢も昔よりも上がっているようにも思います。
社会から親へのリソース配分が足りていない
社会からそれぞれの親へ、子どもの権利を守るために必要なリソースの供給が足りていないなあ、と実感します。
小学校の早朝開放が行われていたり、産後ヘルパーや訪問支援も少しずつ行われてはいますが、まだまだ9割は親が頑張ることになっているよなぁという感じです。
少子化が進んでいるのも、子どもの権利意識が高まることと、親のやるべきことが増えていくということに関連しているかもしれないとも思います。
地域と社会とつながってリソースを得る
私は人見知りで、育児サークルも入ろうとはしてみたけれど、親同士のつきあいの方を負担に感じてやめてしまったことがあります。
そんな私ですら、できる場所ではつながって、自分の助けになるものを得た方がいいと感じます。
子どもの声をちゃんと聞いて、権利を守りながらきちんと育てるには、やっぱり一人ではどうやっても難しいです。
サークルは無理でしたが、保健師さんや市の育児相談に電話して話をきいてもらったり、保育園の信頼できる先生や、生協の宅配や、習い事でつながったお母さん。
よくよく考えてみるとできるところではつながって、なんとかするためのリソースを得ようとしています。
親の心の余裕を支えるのは、地域や社会とのつながりなんだ。
私のことをミクロに振り返ってみても、社会全体をマクロに眺めてみても、そう思います。
遠慮しないで、迷惑をかけることを怖がらないで、
今までつながってきている色んな人の力を使っていきたいな、
もっともっと新しいつながりを求めていきたいな、
改めてそう思います。