[水・食料編]我が家の防災グッズを改めて見直した話
産育休中に私が育児以外で取り組んだことの一つが、自宅用の防災グッズの準備だった。
非常食、カセットガス、手回しラジオ、簡易トイレなど、一通りの防災グッズを詰め込んだコンテナを、リビングの収納の一角に設置した。
色違い使用だが、愛用のコンテナ↓
産育休が明け、それらは幸いにして使うことなく、数年の月日が流れた。
そして今年の1月1日を迎えた。
能登半島地震関連のニュース映像を見ながら、私の中では不安と同時に、我が家の備えが果たして本当に適切なものなのか、疑問が次々と浮かんできた。
非常食の賞味期限っていつまでだっけ?カセットガスの使用期限は?
手回しラジオは手回しだけ?電池では動かない?その電池の型は?
他にも足りないものがあるんじゃないか?
そう、防災グッズは一度買って終わりではない。
買って満足、ではなくて、買った後も定期的にメンテナンスが必要なのだ。
危機意識が薄れないうちに、自宅の防災グッズを今一度見直すことにした。
長くなりそうなので、数回に分けて(今回は「水と食料」について)、備忘録も兼ねて項目別に残しておきたい。
①非常食の賞味期限がなんと約1年後!
原始的な方法だが、まず、非常食の種類と賞味期限を一つずつ、紙に書き出すことにした。
すると来年の4月〜7月中に全ての非常食が賞味期限を迎えるということがわかった。
危なかった。今確認しなかったら、この事実に気づかなかったことだろう。
太い油性ペンで期限を書き込んだマスキングテープを、書き出した紙と併せて収納コンテナの良く見える面に貼り付けた。
これで忘れないはず。
②バリエーションにも課題あり
また、非常食のラインナップについても改善の余地があると感じた。
用意していたのは
山菜おこわ
梅がゆ
ファイバービスケット
クラッカー 等。
ラインナップはごく一般的だと思うが、進んで食べたいかと言われると…正直答えに詰まってしまう。
前述のとおり非常食は来年で総入れ替えなので、今年いっぱいは既存のもので対応して、来年はもう少し非常食を吟味して選んでみたい。
とりあえず今はボローニャのパンの保存缶が気になっている。
③ローリングストックの大切さ
食べ慣れていない非常食で全てを賄うのは、精神的にも、置き場所的にもきついもの。
そこで、今自宅にある食料でローリングストックとして何が使えるかを検討してみたところ、どうやら結構色々ありそうだと言うことがわかった。
ただ、十分とは言い難い物も多かったので、在庫を増やしたり(後述のカップ麺のように、一部増やさなかったものもあるが)、仕組みを見直した。
一例としては
パスタ(生協の定期便に登録して、在庫を切らさない仕組みづくり)
素麺(オフシーズンで安売りされていたものを即買い足し)
カレーのレトルト(これも賞味期限が再来月だった…。無印と生協で追加購入する旨手帳にメモ)
粉末の青汁(後述する私の推し防災本にも記載あり。次の定期便が来るまでに飲み切らないよう、追加注文して在庫に余裕を持たせる)
カップ麺(非常食の王道だが、我が家では普段からあまり食べず、日常的に賞味期限切れを起こしがち。敢えての大量買いはしないことにした)
他にも、パックご飯や切り餅など、非常食も兼用できる普段の食料は様々ある。
少し多めに持っておき、定期的に消費しながら、万一の備えも同時に考えていければと思う。
④水は複数手段で確保(長期保存水、ポリタンク、ウォーターサーバー)
上記は農林水産省のホームページからの引用だが、家族の人数分必要なことを考えると、多いなあ、場所取るなあ…というのが正直な感想かもしれない。
長期保存水やポリタンクもコンテナに保存しているが、これらに加え、我が家はウォーターサーバー用に毎月水を定期購入している。
設置コストはかかるが、日常的に水を飲みつつ、在庫を循環させながら常に水の備蓄ができるのは、大きなメリットだと思う。
水は災害時の必需品の一つだけに、確保する手段は幾つあっても良い。そう思っている。
備えは十分です!と声を大にして言えるレベルでは決してない。それでも、準備できるうちにできる準備はしておきたい。それが今の私の気持ちだ。
最後に私の推し防災本2冊をご紹介しておく。