
やせい の ぶつかりおじさん が あらわれた!
マジさ、ずっと考えてるんだけど、ぶつかりおじさんって何に対してぶつかっていってるんだろうね?世の中の不条理という名の壁?
どうも。いつも使ってる電車が人身事故で家に帰れない瑞野蒼人です。もちろん時間ができたと思ってしこたま呑んでます。きょうはすっげぇ皮肉交じりの文章なのでそこんとこご了承くださいね。
そう、聞いて下さいよ。ついに私も遭遇したんですよぶつかりおじさんに。この広い大阪だから2人か3人は居てもおかしくないなぁと思ってたんですけど、ついに最近出くわしまして。
普段乗り換えで大きなターミナル駅を通ってるんですけど、いつもの時間の電車に乗ろうとしたら、もう向こうから明らかに『あ、こいつはぶつかってくるな』ってオーラを感じる男が歩いてきたんですよ。のしのしと。
凄かった〜生で見るとやっぱアホみたいに堂々と歩いてるねぶつかりおじさんって。もう本当に『どけどけどけ』って感じで道を譲る気ゼロだったわ。歩き方もふてぶてしいしまあぶつかりたがってそうな見た目してました。で、あぶねーから私は避けようとしたんですけど案の定わりと強めに肩が半身当たりましてね。
で、その時私結構仕事が忙しくて気が立ってたんですよ。なのでつい反射で『おいゴラァ!!!!(巻き舌強め)』って大声出したらちょっとびくってして振り返ってましたね。そのままどっか行ってましたけど。
ちなみにそのおじさんは男女関係なく
ぶつかってくタイプのおじさんでした。
後ろから見てたんですけど。
もちろん、こんなことならもっと詰めときゃよかったなぁって、後から思いましたよ。後ろからとっちめて駅長室連れて行ったりとかしたほうがよかったかなって。でもね、この辺まで考えたところで『このバカをとっちめる為に俺が負う社会的制裁とリスク』を天秤にかけて、なかなか割に合わねぇなぁと思って思いとどまりました。
なんせぶつかった程度じゃ何も裁けないし、あととっちめて逆にこっちが何かの罪に問われたらって思うと無茶できませんし。だから、いろんな人にぶつかってくそいつの背中を見ながら『クソが』としか思えなかったです。くそ。悔しい。
失うものがないから
こんなにぶつかってられるんだなぁ。
ぶつかりおじさんは身軽だなぁ。
いいよなぁ。ぶつかるだけで気が晴れるんだからぶつかりおじさんは幸せだよ。ぶつかったって給料上がんないし戦争は止まんないし汚職は止まないしこの世の中何も変わらないのに。それでもぶつかり続けるんだもん。
でも俺はそうはなりたくないね。
俺は不条理と戦う側の人間で居たいね。
耐え忍び花を咲かす人間で居たいよ。
って思いました。チャンチャン。
おしまい