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育児アンガーマネジメント① 逃げるが勝ち
先日、癇癪持ちの子への冷静な対応について述べたけれども
娘達が幼い頃、といっても2〜3年くらい前までか
それまでなかった育児イライラが私にもあった
次女の自我が芽生えるまでは
こだわりが強いながらも性格が穏やかな長女の育児にすっかり慣れていたし
心配は多いながらも快適であった
しかし
元々激しい性質の次女(昔から今もなお、たまに寝言で怒っているし、何度踵落としで起こされたことか)とのケンカで穏やかな長女もぎゃんぎゃん騒ぐようになり
自閉グレーゾーンの長女にとってはとても良い対人トレーニングだと思いながらも
2人の激しい泣き叫びがあまりにもうるさく苛立つことしばしば
自閉グレーゾーンの長女にとってはとても良い対人トレーニングだと思いながらも
2人の激しい泣き叫びがあまりにもうるさく苛立つことしばしば
大騒ぎは姪甥たちで慣れていたし、子供はこんなものだろうといつでも余裕ある対応ができていたのに
自分は幼少期怒鳴られた経験がなかったのに
私は怒鳴った
ちなみに
普段ほぼ怒らず落ち着いて対応できている自覚のある私でもそんな風だったので
穏やかそうな子持ちの友人達の7割(元々激しい人は除く)が
「年じゅう怒鳴りまくってるよ。人が変わる」
と言っているのは実際そうなのだろうと理解できる
さて
怒鳴ってもひとつもいいことはないと学習した私は
その後は怒りを感じるとトイレに駆け込むか玄関の外に出て落ち着いてから騒ぎに戻るようにした
一度怒りのピークが過ぎれば騒ぎなどさほど苦ではない
それはアンガーマネジメントのスキルのひとつ
「怒りを感じたら6秒待つ」というものに通じると知ったのは後々だが
私の場合、物理的に距離を取ったのがとても有効だったように思う
また、怒りが増し増し中なのを感じたら
自分の中で怒りレベルを数値化するのも自分を客観視するのに役立つ
「今は5 あ、6 、7 、8 」という風にカウントすることで既に冷静になれているし
非常にコントロールしやすい状態になってもいる
私は怒ること自体は悪ではなく自然なことだと思うし
問題は
理不尽に誰かをコントロールするために使ったり、怒鳴ってうっぷんを晴らす言い訳にして乱用したりすることであり
それにより誰かを傷つけることが1番の問題であると思う
だから怒りを感じること自体には全く罪悪感を感じなくて良いと思う
さて
そもそも怒りとは何か
よく怒る人は「怒りは怒りでしかない」「怒りという感情でしょ」と思うかもしれないが3つに分けられる
1、自分の要望を押し通すため、場や人を支配するための威圧
2、「苛立ち」「恐怖」「不安」「恐れ」「寂しさ」「悲しみ」といった隠れた一次感情の表現としての2次感情
3、自分以外の怒りに触れることによる潜在的怒りの噴出
では子供に対する怒りの素は何なのか
・自分の価値観や「こうあるべき」に子供が当てはまらないことへの不満(この場合、子供を使い自分を満たそうとしていることがある)
・成長への不安
・他者をコントロールしたい支配欲
・親、パートナー、知人など人間関係がうまくいっていない不安や不満
・仕事のストレス
・過去のトラウマ
・社会から切り離された孤独感
・怒鳴ることがしつけだという思い込み
などなど
特に女性の場合はこれといった理由がなくともホルモンバランスも大きく作用する
私の場合は
怒りの根底に
怒らずに優しく丁寧に関わっているにも関わらず激しく騒ぐ娘達に対して
頑張っても報われない虚しさを感じたのかもしれない
それまでの怒らない育児経験を基準にしていたのも、私はこんなはずではないと自分の首を絞めたのだと思う
あとは単純に次女は喜怒哀楽が激しく良くも悪くも、こちらがそこに引っ張られ気味
更に育児以外の理由もちらほら
と
怒りを生むものにフォーカスする習慣が当時ついていたらもっとイライラしなかったかもしれない
我が子に対して
その存在自体が与えてくれるものの大きさへの感謝の気持ちや喜びはあっても
日々少しずつ少しずつ膨らんだ怒りの風船は
膨らみ過ぎれば自爆するし
針に触れれば破裂する
ではどうすれば怒りの風船は膨らみにくくなるのか
・自分の頑張りを母親だから当然と思わず、偉い頑張っていると認めること
(パートナーがここを認めてくれるかどうかもかなり重要)
・自分に高い基準を設けないこと
・発達の不安があるなら学ぶこと
(ちなみに私、NLPコーチでもありますが、こども発達インストラクターでもあります。お役に立てそうなことがあればお気軽にお声がけ下さい。)
・子供と関係ない自分自身の問題があるならばそちらの解決方法を考える
などなど
結局
自分の状態が良くなるように、機嫌良く過ごせるように工夫するのが1番良い
ということになる
そんな余裕はありませんという方は
逃げるが勝ち!
という先人達の教えを真似して
怒り半ばでとりあえずその場を離れることをオススメします
明日は
育児アンガーマネジメント② シャッターチャンス
写真は
先日「雨に濡れて歩きたい」と言い
歌って踊りながら雨に濡れていた次女