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経営指標を学ぶ5時間目:利用者一人当たり単価

令和6年度介護報酬改定があり、新たに医療機関との連携体制強化に関わる「協力医療機関連携加算」「高齢者施設等感染対策向上加算」や現場の生産性向上のアウトカムを評価する「生産性向上推進体制加算」など、医療との歩み寄りや介護人材不足を見据えたフェーズに突入したと感じる加算が創設されました。
健全な法人・施設経営のためには費用の適正化とともに、いかに収益を高めるかが必要になります。
そのベンチマークとして、"利用率(稼働率)"については以前ご説明させていただきました。

今回は"利用率(稼働率)"という人数(利用者延べ人数)ではなく、単価である"利用者一人当たり単価"について解説していきます。


利用者一人当たり単価とは

"利用者一人当たり単価"は以下の計算式で算出できます。

利用者一人当たり単価(円) =
サービス活動収益計(円) ÷ 年間利用者延べ人数(人)

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