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小田嶋龍飛 | 水ワクLabo
2024年8月27日 22:37
日本における上下水道発展の歴史、最終回です。前回は、明治維新による水道・下水道の文明開化について書きました。第3回(最終回)は、戦後、高度経済成長期、成熟社会における水道・下水道の変遷をたどりながら、今後の水インフラについて考えます。戦後のGHQ占領下における水道整備第二次世界大戦後、日本の水道はGHQ占領下で米国化が進みます。GHQ指示により、当時の米国基準をもとに水道の塩素消毒
2024年8月18日 10:36
日本における上下水道の発展について、全3回に分けて紹介します。前回は、江戸の優れた「和製水インフラ」を紹介しました。第2回は、明治維新を起点にした上下水道の変遷に注目します。明治の西洋化トレンドに、上下水道は大きく影響を受けました。この時期に、水道・下水道に関する学問の体系化も加速しました。明治維新と近代水道の普及1868年の明治維新後、新政府は西洋の技術を取り入れ、近代的な上下水道