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なぜか寝かし続けた_ファクトフルネスを通じて考える現代の世界観

5年程前に読んだハンス・ロスリングの「ファクトフルネス」は、私の世界観を大きく変える一冊でした。

本書は、私たちが抱きがちな誤解や偏見をデータに基づいて解消し、より正確な世界の理解を促進することを目指しています。

特に強く印象に残ったのは、ロスリング自身が示す「世界は思ったよりも良くなっている」というメッセージです。
多くの人がニュースやメディアを通じて、日々の出来事に対して悲観的になりがちです。貧困、飢餓、教育、健康問題など、ネガティブな側面が強調される傾向があります。
しかし、ロスリングは具体的なデータを用いて示します。世界では貧困率が着実に減少しており、教育レベルも向上しているのです。このことを知ることで、私たちは希望を持ちながら、問題解決に向けたアクションを考えることができます。

本書では、私たちの思考を歪める10のバイアスについても触れています。
「分断思考」「ネガティブバイアス」「直線思考」など、これらのバイアスが私たちの判断にどのように影響を与えるかを知ることは、冷静な分析や意志決定に大いに役立ちます。
特に、情報が氾濫する現代において、適切にデータを読み解く力は欠かせません。
また、ロスリングは教育の重要性を強調しています。データに基づいた教育が広がることにより、次世代がより良い意思決定を行えるようになり、社会全体が前進する可能性を示しています。
この観点は、私自身の学びにもつながります。
知識を深め、情報リテラシーを高めていくことが、問題を認識し、解決策を講じる第一歩なのです。

「ファクトフルネス」は、ただのデータ集ではなく、私たちの思考や行動に影響を与える強力なメッセージを持った本です。
この本を通じて得た知識をもとに、ことあるごとにデータを意識し、感情に流されずに合理的な判断を下す習慣をつけることが私の目標です。

この本から得た意義を、より多くの人と共有できたら嬉しいです。
引き続き、どうぞお付き合いください。


#熟成下書き #読書 #ファクトフルネス


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