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#ファンク
Johnny Guitar Watson - A Real Mother(1977)
愛すべきチンピラ感が大好きなジョニーギターワトソン。一生懸命悪ぶっているけど楽しそうで周りの悪ノリになんだかんだ言って付き合ういい人かチャラいけど性格はいい人なのかなとジャケットを見て思います。ジャケのバカバカしさとは裏腹にドラムとホーン以外を自分で演奏する器用さを見せるだけでなくベースを全てシンセにやらせるという当時スティービーワンダーくらいしかやっていなかったことをする革新性や当時ヒットしてい
もっとみるTower Of Power - In The Slot (1975)
先日デイヴィッドガリバリディが脱退したかと思ったら来日が決定したタワーオブパワー。そんなガリバリディの一度目の復帰と2回目の脱退の間に録音されたのが本作。ボーカルもレニーウィリアムスからヒューバードタブズに交代。オーソドックスながらも高い歌唱法のヒューバードはハイトーンが特徴なレニーとは全く違うスタイルですが演奏にはピッタリとハマっていますただ彼も次作で脱退しTOPはワーナーからCBSに移籍。長い
もっとみるEarth Wind and Fire S.T (1970)
ラムゼイルイスのバンドでドラムとカリンバを演奏していたモーリスホワイト。脱退後は弟ヴァーダインとソルティペパーズを結成し1969年に二枚のシングルを出し一曲がローカルヒットするも解散。(アースの前身ということで興味深いグループですがなぜか調べても音源や資料があまり見つからず謎の多いグループです。discogsによるとグループにはダニーハサウェイやマイルスデイヴィスのバンドのギタリストだったピートコ
もっとみるLabelle - Phoenix (1975)
ニューオリンズで録音したレディママレードがヒットしたラベル。本作もまたアラントゥーサンのプロデュース、ミーターズがバックという編成なもののゲストミュージシャンも多く参加しており特に興味深いのが奇才ジェイムズブッカー。レイチャールズとショパンが一緒になったようといわれるスタイル、明らかにただ者でなさそうなルックス、天才系のミュージシャンにありがちな破滅的な人生とクセの強さが3つ揃ったミュージシャンで
もっとみるCommodores - Caught in the act (1975)
ライオネルリッチーがいたグループやバラードグループとして有名なコモドアーズですが初ヒット曲がファンクナンバーのマシンガンだったことから分かるようにその初期はクール&ザギャングやAWBのようなファンクバンドでした。キレのいいホーンにクラヴィネットを多用したサウンドはこの時期のモータウンで1番ファンキーだったといっていいと思います。
メンバー
ウォルターオレンジ:ドラム、リードボーカル
トーマスマッ
Quincy Jones - You’ve got it bad girl (1973)
ビッグバンドでの録音が多かったクインシージョーンズですが本作A面では今までのビッグバンドスタイルを離れ、より大胆にソウル、ファンク的なサウンドを導入。これをきっかけにビッグバンドスタイルを辞めよりモダンで身軽なバンドを率いてソウル、フュージョン、ディスコ、ブラコンといったジャズから離れた音楽をすることになります。
メンバーは全てのクレジットがなくリズムセクションの一部とソロイストのみです。
ク
Isaac Hayes Live (1973)
ブラックモーゼ。ゴッドファーザーオブソウルやキングオブポップより凄みのあるニックネームですがアイザックヘイズはその風貌やサウンドも名前負けしていません。そんな彼の初めてのフルライブアルバムがこちらです。曲は代表曲はもちろん他人のヒット曲やルーツを感じさせるポップやブルースもありスタジオ盤からは見えない一面が見えます。
ちなみにジャケットはアイザックヘイズの部分に扉の印刷がされた紙が貼ってあるタ
Wilson Pickett- Join Me & Let’s Be Free(1975)
評価どころか紹介されることすらない70年代のウィルソンピケット。本作ではアレンジとプロデュースをYusuf Rahman(ユセフラーマン?)が担当。あまり有名ではなくクレジットも多くないですがワッツ103rdストリートバンドやレスマッキャン、シリータライトなどのミュージシャンと共演経験があるようです。75年当時では古いサウンドに聴こえそうですが60年代も70年代も昔になり、様々なマイナーなレコード
もっとみるMaceo Parker - Roots &Grooves [Disc2] (2007)
Disc2は元Pファンク時代の同僚ベーシストのロドニー”スキート”カーティスとドラマーのデニスチェンバースが参加してソロを中心にJB、Pファンクなどのファンクを披露しています。
余談ですがライナーによるとメイシオも若い頃はチャーリーパーカーになることに悩んでいたそうです。ソニースティットやキャノンボールアダレイをはじめ多くのアルトサックス奏者に共通する悩みですがバップとは離れたプレイをするメイシ
The Isley Brothers Go For Your Guns (1977)
69年にIt’s Your Thingでファンクに目覚め、73年の3+3からは弟たちの手を借りてファンク度をアップさせ、ディスコやセクシーなバラードにも手を広げていったアイズレーブラザーズ。本作は数あるファンク期のアルバムでも1番ファンキーかつアーニーのギターがギンギンに響く一枚。個人的には1番最初に聴いたアイズレーのオリジナルアルバムと言うこともあって1番好きな一枚です。
メンバー
兄さんたち
「ファンクブルースの激熱ライブ」The James Cotton Band. Live& On The Move!! (1977)
今回からマイナーなアルバム、ミュージシャンの紹介をするときは短い紹介文を付けてみました。
ブルースも60年代に入るとソウルに押されてしまい段々とその人気は失われていきます。そんなブルースミュージシャンのうちある者は白人のロックミュージシャンと組んで若いロックファンに接近し、またある者はファンクに接近します。後者がローウェルフルソンでありジョニーギターワトソンであり今回紹介するジェイムスコットンです
「宇宙1のファンク」Parliament. MotherShip Connection (1975)
アルバムや名義が多くとっつきにくいPファンク。個人的なおすすめはこのマザーシップコネクションです。この時代のブラックミュージックらしく宇宙をテーマにした世界観、生演奏によって作り出されたグルーヴ、安っぽいけどそこがいいアルバムジャケットなど欠点を見つける方が難しい一枚です。
メンバー
ジョージクリントン、カルヴィンサイモン、ファジーハスキンス、レイデイヴィス、グラディトーマス:ボーカル
フレッド
「Yes, we can canだけじゃない 」The pointer sisters. S,T (1973)
ソウルで女性コーラスグループは数多くいますが1番器用なグループはと聞かれた迷うことなくポインターシスターズと答えます。教会から始まり長い下積み時代を経験しているだけあってファーストアルバムにも関わらず素晴らしい技術です。またプロデュースを行ったデイヴィッドルービンソンも選曲やミュージシャンの起用のセンスが良くどんなスタイルの曲でも当たり外れのない一枚です。
メンバー
ポインターシスターズ(ルース