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アルバムレビュー

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レビューの少ないアルバム、好きなアルバムを自己満足でレビューしてます
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2023年8月の記事一覧

Boz Scaggs - Slow Dancer(1974)

Boz Scaggs - Slow Dancer(1974)

ブルースバンドのボーカリストとして活動を始めファーストアルバムをマッスルショールズで録音したボズスキャッグス。ヒットした頃とは正反対とも言えるスタイルの彼ですが本作はちょうどその過渡期にあたる一枚。プロデューサーにはモータウンの仕事を多く行うと同時にソウルシンガーとして活動していたジョニーブリストルを起用。彼は共作も含めるとアルバムの半分にあたる5曲を提供しています。ミュージシャンもこの頃の西海岸

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Chick Corea & Gary Burton - Crystal Silence (1973)

Chick Corea & Gary Burton - Crystal Silence (1973)

マイルスデイヴィスのアルバム「カインドオブブルー」のライナーでビルエヴァンスはジャズと水墨画の共通点を書いています。本作は特に水墨画的なアルバムと言える。ピアノとヴァイブというシンプルな編成ながらも名手による音の濃淡や美しくもどこか揺れるようなサウンドは水墨画の風景画の幽玄さにもと通ずるものがあります。チックコリアもゲイリーバートンも初めは不安があったようですが意気投合。これからもスタジオでもライ

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Roland Kirk  The Inflated Tear (1968)

Roland Kirk The Inflated Tear (1968)

奇抜な演奏スタイルや楽器、ジャンルにとらわれないスタイルで人気のあるローランドカーク。ジャズだけでなくソウルにも踏み込んだ代表作Volunteered Slavery(1969)の一つ前にリリースされたこのアルバムはスピリチュアルなサウンドやソウルへの接近のない狭い意味でのジャズ(語弊のある言い方だけど上手く言い表せんので許して)をする最後のローランドを捉えた一枚です。

メンバー
ローランドカー

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Quincy Jones - You’ve got it bad girl (1973)

Quincy Jones - You’ve got it bad girl (1973)

ビッグバンドでの録音が多かったクインシージョーンズですが本作A面では今までのビッグバンドスタイルを離れ、より大胆にソウル、ファンク的なサウンドを導入。これをきっかけにビッグバンドスタイルを辞めよりモダンで身軽なバンドを率いてソウル、フュージョン、ディスコ、ブラコンといったジャズから離れた音楽をすることになります。

メンバーは全てのクレジットがなくリズムセクションの一部とソロイストのみです。

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Nat Adderley. Work Song(1960)

Nat Adderley. Work Song(1960)

本作は兄であるキャノンボールと共演することが多かったナットアダレイがワンホーンで吹き込んだアルバムです。ありきたりでないギタリストのウェスモンゴメリーを器用したいという希望でウェスの参加が決まった他、ベーシストにチェロを弾かせるなど変わった試みをしている他、ボビーティモンズが酔い潰れたために仕方なくピアノレスで吹き込んだ曲もあるなど少し変則的な構成です。本作の録音は1960年1月25日と27日の2

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Isaac Hayes Live (1973)

Isaac Hayes Live (1973)

 ブラックモーゼ。ゴッドファーザーオブソウルやキングオブポップより凄みのあるニックネームですがアイザックヘイズはその風貌やサウンドも名前負けしていません。そんな彼の初めてのフルライブアルバムがこちらです。曲は代表曲はもちろん他人のヒット曲やルーツを感じさせるポップやブルースもありスタジオ盤からは見えない一面が見えます。
 ちなみにジャケットはアイザックヘイズの部分に扉の印刷がされた紙が貼ってあるタ

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Wether Report. Night Passage(1981)

Wether Report. Night Passage(1981)

本作はデュークエリントンのカバーがあったり4ビートのジャズナンバーがあったりと現代音楽やフリージャズから始まりロックやファンク、ワールドミュージックを取り込んできたウェザーの原点回帰のようであり新たな挑戦と言える一枚です。音はシンセやベースでホーンセクションのような音を作りサックスがソロイストを演じると言うビッグバンド風のサウンド。ジョー、ウェイン、ピーターは時期は違えどメイナードファーガソンのバ

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Wilson Pickett- Join Me & Let’s Be Free(1975)

Wilson Pickett- Join Me & Let’s Be Free(1975)

評価どころか紹介されることすらない70年代のウィルソンピケット。本作ではアレンジとプロデュースをYusuf Rahman(ユセフラーマン?)が担当。あまり有名ではなくクレジットも多くないですがワッツ103rdストリートバンドやレスマッキャン、シリータライトなどのミュージシャンと共演経験があるようです。75年当時では古いサウンドに聴こえそうですが60年代も70年代も昔になり、様々なマイナーなレコード

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Dave Valentin - Legends(1979)

Dave Valentin - Legends(1979)

キーボード奏者のデイブグルーシンとプロデューサーのラリーローゼンが立ち上げたレーベルのGRP。90年代前後にモダンジャズからスムースジャズまで幅広いジャンルのジャズのレコードを制作していましたがそのGRPの第一弾アルバムが本作です。デイブはファニアオールスターズ他ラテン系のレコードの録音に参加すると同時にテンプスやスティービーワンダーらソウルミュージシャンのツアーにも参加。またパティオースティン、

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