- 運営しているクリエイター
2022年6月の記事一覧
Pattie Austin. End of the Rainbow (1976)
パティオースティンは4歳の時にダイナワシントンの紹介でプロのステージに立ち、若くしてツアーを行う一方でさまざまなセッションに参加し、さらにファーストアルバムである本作に収録されている9曲のうち8曲の作詞、作曲を行なっているとてもすごい歌手です。CTIらしいジャジーでソフトな演奏はフュージョンとしてもソウルとしても楽しめる一枚でロバータフラックやフィービスノウが好きな人なら絶対気にいると思います。
Airto Moreira. Identity(1975)
マイルスデイヴィスやチックコリア、数多くのCTIレーベルの録音に参加したブラジル出身のパーカッション奏者アイアートモレイラがアリスタからリリースした6枚目(デオダートとの共演作も入れると7枚目)のアルバムです。あまり関係ないですが最近はこのジャケットのアイアートとパットメセニーの影響?で横縞のTシャツばっかり着ています笑。
アイアート:ドラム、パーカッション、ボーカル
ジョンハード、ジョンウィリ
Sly & the family stone. Small talk (1974)
スタンド!をリリースしハーレムカルチュラルフェスティバルやウッドストックで熱いパフォーマンスを披露したスライ&ザファミリーストーンはその後空中分解してしまいます。多重録音とゲストの力を借りて暴動をリリースするとバンドを立て直しフレッシュをリリースします。その後若干のメンバーチェンジをして録音したのがこのスモールトークです。評価は低く、いままでのスライと比べると若干のパワーダウンも否めませんが、だか
もっとみるJaco Pastorius. Word of mouth(1981)
ジャコの一作目が自信のベースの腕にスポットを当てていたのに対してこのアルバムでは作曲家、編曲家としてのジャコにスポットを当てています。もちろんジャコのベースの腕は変わりません。発掘音源や参加作やビッグバンド名義のアルバムは他にもありますがソロアルバムがこの2枚しかないのが残念です
メンバー
ジャコパストリアス:ベース、シンセ、ストリングとホーンアレンジ
ジャックディジョネット、ピーターアースキン
Spencer Davis group. Mojo rhythms & Midnight blues vol.1
ブリティッシュビートの中でもアニマルズと並び本場のブルースやR&Bのノリとロックのワイルドさを上手に融合していたグループがこのスペンサーデイヴィスグループです。そんな彼らが1965年からスティーブウィンウッド脱退後の1968年までにテレビかラジオ放送用にスタジオで行ったライブ音源をまとめたのがこのアルバムです。これとvol.2を先に聴いてしまったせいかスタジオバージョンを聴いても若干の物足りなさを
もっとみる8th day S,T (1971)
不気味なジャケットですがそれや知名度からは想像できないくらいかっこいい曲が詰まっています。この8th dayは62年頃からデトロイトで活躍しているグループでこのアルバムはモータウンのソングライターチームのH-D-Hが設立したインビクタスからリリースした初のアルバムです。不思議なことにオリジナル版では他のグループの曲が二曲収録されています。(僕が持っているPヴァイン版ではシングルオンリーのIf i
もっとみるAntônio Carlos Jobin. Tide (1970)
アントニオカルロスジョビンがCTIからリリースした2枚目のアルバムはアレンジャーにデオダートを迎えブラジルのミュージシャンを多く起用しています。しかし前作以上にクラシックやジャズ色の強い曲が多くCTIレコードの作風を感じます。
メンバー
アントニオカルロスジョビン:ギター、ピアノ
ジョーファレル:フルート、サックス
エルメートバスコアール:フルート
ジェリードジオン:サックス
ロンカーター:ベー
Roberta Flack & Donny Hathaway. S,T (1972)
寂しい時や落ち込んだ時に聴くとより良く聴こえる音楽はたくさんありますがこのアルバムもその一つです。ロバータとダニーの2人にニューヨークやCTI界隈のミュージシャンがバックについた演奏はジャジーでありながらソウルフルで静かながらも高揚感もある演奏が聴けます。
メンバー
ロバータフラック:ボーカル、ピアノ、エレピ、オルガン
ダニーハサウェイ:ボーカル、ピアノ、エレピ、オルガン、ホーン、ストリングスア
Herbie Hancock. Future Shock (1983)
ファンク、ディスコの次にハービーハンコックが目をつけた最新の音楽はテクノとヒップホップでした。大胆な打ち込み、シンセ、これでもかと使われるスクラッチが強烈な一枚です。リアルタイムでの印象や評価は分かりませんが今となっては古くさくチープな電子楽器のサウンドが逆にクセになる一枚です
ハービーハンコック、マイケルバインホーン:キーボード
ビルラズウェル:ベース
グランドミキサーD.ST:ターンテーブル
Jackson5. Diana Ross presents the Jackson5 (1969)
ジャクソン5というとマイケルジャクソンにばかり注目が集まりますが個人的にはジャクソン兄弟よりもファンクやサイケの要素を使いつつポップなサウンドを作ったプロデューサーや演奏メンバーの方がすごいと思っています。あとタイトルに反してダイアナロスは何もしていません。実際に発掘したのはグラディスナイトのようです。
メンバー
クラレンスマクドナルド、ジョーサンプル、フォンスマイゼル、フレディーぺレン:キーボ
Art Blakey & The jazz messenger’s. Moanin’ (1958)
個人的にジャズを聴いている時が1番タイトル知らないけど聴いたことある曲に出会うことが多い気がします。このアルバムのタイトル曲のモーニンもそんな一曲です。それ以外の曲もジャズのツボを押さえつつキャッチーでわかりやすいメロディや構成なのでよく聴く一枚です。もう一つの特徴が収録曲のほとんどがオリジナルナンバーだということ。ジャズでよくあるスタンダードナンバーのカバーは6曲目のカムレインオアカムシャインの
もっとみるGeorge Benson. Breezin'(1976)
人気のあるアルバムで多くの方がいい紹介記事を書いているものは自分の文章の荒が目立つので避けていますがやっぱりいいアルバムは書きたくなってきます。これもそんな一枚です。
メンバー
ジョージベンソン:ギター、ボーカル
ホルヘダルト:アコースティックピアノ、クラヴィネット
ロニーフォスター:エレピ、シンセ
フィルアップチャーチ:リズムギター
スタンリーバンクス:ベース
ハーヴィーメイソン:ドラム
ラル