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アルバムレビュー

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レビューの少ないアルバム、好きなアルバムを自己満足でレビューしてます
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2022年5月の記事一覧

The gadd gang. Here &now (1988)

The gadd gang. Here &now (1988)

ガッドギャング二枚にして実質のラストアルバムです。今作で初めてロニーキューバが正式メンバーになりました。収録曲の内オリジナルは1曲のみ。他は様々な時代、国、ジャンルをガッドギャング風にアレンジしています。またキングカーティスが取り上げた曲が多いのも特徴です。(※付きの曲がキングカーティスのカバーです)

I can’t turn you lose
オーティスレディングのカバー。軽快なホーンがワクワ

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Gadd gang. S,T(1986)

Gadd gang. S,T(1986)

スタッフ解散から6年後に結成されたのがガッドギャングです。メンバーのうちリチャード、コーネルはスタッフからの仲間ですが、ベースのエディゴメスはビルエヴァンスのトリオで有名な人でちょっと以外な人選です。彼とスティーブはチックコリアのセッションで何度も共演していますが他のメンバーとは初対面だったそうです。ちなみにサックスのロニーキューバはサポートメンバー扱いでブックレットのメンバー写真も4人で写ってい

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Salena Jones. My love(1981)

Salena Jones. My love(1981)

スタッフのアルバムは発掘音源や再結成も含めると9枚ですが10枚目と言ってもいいアルバムがこのサリナジョーンズのマイラブです。録音は1981年(つまりラストアルバムのリリース後)東京にあったビクターのスタジオでメンバーはクリスを除く5人とサリナの6人です。2ndっぽいサウンドでバラードナンバーが多いのが特徴です。

Everyday
リチャードとビルウィザーズの共作でリチャードのソロアルバムのストロ

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Stuff. Now! (2001)

Stuff. Now! (2001)

なんかロゴが違いますがスタッフ最後のアルバムです。メンバーはエリックとリチャードは亡くなっていますがIn spritとしてクレジットされていてリチャードはジェイムスアレンスミスがエリックはMick Gaffnenyが代役を務めています。その上ドラマー2人は不参加で代わりにヘッドハンターズにいたマイククラークが参加しています。さらに新メンバーとしてサックスのアレックスフォスターが加入しています。

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Stuff. Made in America(1994)

Stuff. Made in America(1994)

 1993年リチャードティーが49歳で亡くなります。その後追悼のためスタッフは再結成します。そしてリリースされたのがこのアルバムです。リチャードの代わりのキーボードはジェイムスアレンスミスが担当しています。このアルバムの特徴は12曲中7曲が過去の作品の再録それもリチャードのものが多いこと。これはリチャードの遺族に印税が入るようにというメンバーの心遣いのようです。約13年ぶりに集まったスタッフですが

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Stuff Live at New York (1980)

Stuff Live at New York (1980)

スタッフの最後のアルバムは本拠地のミケールズでのライブ盤でした。最後のアルバムにして初めての6人全員が揃ったライブは8曲(うち2曲はメドレーのためクレジットは7曲)のうち6曲は新曲という気合の入った内容です。

Sometimes bubba gets down
More stuffから。オリジナルよりもズッシリとしたグルーヴがかっこいいです。

You make it easy
エリックとコーネ

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Stuff. Live stuff(1978)

Stuff. Live stuff(1978)

1978年スタッフは二度目の来日をします(一度目は77年のチャリティーコンサートでCD化されています。)時は11月20日、場所は東京の郵便貯金ホール。(他の場所は調べた限りでは不明です)当時は日本限定のリリースだったようですが今では日本以外でも入手可能です。

Foots
スタッフらしいグルーヴは演奏の場がどこであれ変わりません。中盤のみんなが同時にソロを取るような構成が面白いです。

Junio

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Stuff. S,T (1976)

Stuff. S,T (1976)

モントルーでのライブが話題となったスタッフ(日本でもライブの様子が放送されたようです)はライブから約半年経ってようやくリリースしたのがこのアルバムです。ライブには参加しなかったクリスパーカーを含めた6人による力強く時に繊細な演奏が聴ける一枚です。一つ残念なのはジャケット。洗剤か宅配ピザのパッケージみたいでもっとアレンジしてもよかった気がします。

Foots
アーシーなミディアムナンバー。脈打つよ

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More stuff (1977)

More stuff (1977)

セカンドアルバムではプロデューサーがヴァンマッコイとスタッフに交代。1stよりもメロウなメロディを持つ曲が増えました。またリズミカルなナンバーもキャッチーな曲調になりました。さらに二曲でボーカルを一曲でゲストミュージシャンを起用しておりバラエティ豊かな聴きやすい一枚になりました。

This one’s for you
まろやかなメロディが心地よいミディアムナンバー。エフェクターをかけたオルガンが

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Stuff. Stuff It! (1979)

Stuff. Stuff It! (1979)

スタッフ3枚目のアルバムはプロデューサーにスティーブクロッパーを迎えました。これまでのインスト中心のメンバー6人によるズッシリとしたグルーヴを特徴とするサウンドからホーンやストリングス、ボーカルをふんだんに使ったディスコ受けしそうな軽いリズムの曲が増えました。(B面は比較的いつものスタッフらしい曲が多いです)

Mighty love
スピナーズのカバー。いままでのスタッフにはなかった軽やかなグル

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Stuff. Live at Montreux 1976

Stuff. Live at Montreux 1976

今日はスタッフ唯一の映像作品であるライブアットモントルーを紹介します。この時まだレコードをリリースしていなかったスタッフ。客席は盛り上がってはいるもののよそよそしさというかアウェイ感のようなものがあります。そんな中MCや派手なパフォーマンスはなしでほぼノンストップでグルーヴするスタッフは職人のような雰囲気があります。
当たり前ですが音を聴くだけよりも実際に演奏しているところを見ると発見があったりす

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Otis Redding. The dock of bay (1967)

Otis Redding. The dock of bay (1967)

今日はオーティスの死後リリースされた一枚目のアルバムを紹介します。後のアルバムと違って既にリリースされていたシングルを集めた編集盤のような一枚です。

(Sittin’ on ) The dock of bay
オーティス最後にして最大のヒット曲。いままでのオーティスとは違った淡々とした悲しげ曲調です。

I love you more than words can say
ブルージーなバラード曲

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Leon Russell. S,T  (1970)

Leon Russell. S,T (1970)

自分はあまりスワンプロックには詳しくないし、あまり聴くこともないですがレオンラッセルのこのアルバムを良く聴きます。なぜならダニーハサウェイのバージョンが有名なA song for youのオリジナルバージョンが入っているからです。他にもBBキングがカバーしたハミングバードのオリジナルが収録されているのもこのアルバムです。

メンバー
レオンラッセル:ボーカル、ギター、ピアノ
スティーブウィンウッド

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Otis Redding. The Immortal(1968)

Otis Redding. The Immortal(1968)

今日はオーティスが亡くなってからリリースされた2枚目のアルバムを紹介します。このアルバムはどの曲もベースラインがかっこいいのでオーティスのアルバムのなかでもかなり好きな一枚です。

I’ve got dreames to remember
悲しさいっぱいのバラードナンバー。ソフトなホーンや素朴なベースラインがより悲しさを引き立てています。

You made a man out of me
ミディ

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