1871年(明治4年)北海道、野生ホップが見つかるまでの30日間
ビールの原材料の一つであるホップ。現在、日本ではその多くを海外からの輸入に頼っていますが、過去には日本産のホップが主力を占めていた時代もありました。そもそも、日本のビール黎明期である明治初頭には、ビール醸造のために必要なホップはその全量を国内生産、更には海外への輸出までを視野に入れて生産に取り組もうとしていました。その動きのきっかけとなったのが、1871年(明治4年)の北海道における野生ホップの発見です。
当時、明治政府と開拓使は様々な思惑から北海道の開発、移入に力を入れて