私の梅雨対策
今日は雨だ。約1週間ぶりの雨。ずっと快晴が続いていたため、とても堪える。
うつ病と診断されて、その後双極性障害と診断が変わって、計13年の年月が流れた。精神に不調をきたしてから、雨はずっと苦手だ。
体が重い。動けない。気分が重い。体調や精神の調子が、気温、気圧、天気にひどく左右されるようになってしまった。
だから、私は梅雨と冬が怖い。
なんとか、完全にダウンせずに、だましだまし梅雨を過ごせないだろうかと考え、以下の準備をしてみた。
1. 雨具を新調
好きなキャラクターものの傘、履きやすく歩きやすいレインブーツを買った。
私は単純な性格なので、雨具を使うのを楽しみにすれば良いと思った。
2. 毎日お風呂に入る
ずっとシャワーで済ませてきた。シャワーすら浴びれない日も多々あった。お風呂は好きだけれど、疲れるので避けていた。でも、半身浴と言うのか、ぬるめ少なめのお湯に数十分浸かっていると、どんどん汗をかいてすっきりとした気分になる。心なしか肌もふっくらとしてきた気がする。お風呂に入っている間、本も読める。一石三鳥!と思って続けていきたい。
3. 紫陽花のことを考える
これは友人のアイデアだ。彼女は紫陽花が好きで、「雨は植物にとって不可欠だから」と言っていた。確かにそうだ。紫陽花は雨に濡れていても、とても美しい。むしろ雨がよく似合う。
通勤路に紫陽花が植えてあれば、毎日色づいていく様子を見るのが楽しみになるかもしれない。紫陽花でなくても、植物がすくすくと育っていくのを見ると、偉いなあと思う。
植物はたくましい。乾燥や寒さなど過酷な状況にじっと耐えて、葉を落としても根だけ生き永らえさせて、成長のチャンスを待つ。彼らを見ると、なんだか励まされる気がする。
「われは草なり」と言う詩を思い出した。冒頭を引用する。
われは草なり
高見 順
われは草なり
伸びんとす
伸びられるとき
伸びんとす
伸びられぬ日は
伸びぬなり
伸びられる日は
伸びるなり
伸びられぬ日は無理をしなくて良い、と言われている気がしてくる。
伸びられぬ日は多くある。
でも、いつか伸びられる日が来る、そう信じて過ごす草のたくましさに感動するのだ。
☆☆☆
私はこの文章をどんな人に読んでもらいたいのだろう、と考えた。
私の読者ってどんな人なのだろう。
実は、それについてはまだ考えがあやふやなところがある。
でも今回は、雨が苦手で憂鬱になっている人に、少しでも気が楽になってもらえたら嬉しいと思って書いた。
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