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10月7日はミステリー記念日

こんばんは、もこみです。

今日10月7日はミステリー記念日だそうです。
ミステリー小説の先駆者、アメリカの作家エドガー・アラン・ポーが亡くなった日だから、とのことです。
ミステリーは好きなので、ポーはもちろん知っていましたが、ミステリー記念日なるものは初めて知りました。

せっかくなので、今日はミステリーの話を。
前にも書きましたが、私の読書傾向は99%ミステリー。
中でも叙述トリックと言われるものが好きです。

叙述トリックとは

叙述トリックとは、読者の先入観を利用して、時間や場所、名前、性別などを敢えて誤解させてミスリードするミステリーの手法の一つです。
途中で感じるちょっとした違和感が、最後の最後で、あーそうだったんだ!とストンと腑に落ちるのが醍醐味ですね。

叙述トリックが光るオススメ作品

『殺戮にいたる病』 我孫子武丸

残虐な手口で若い女性を殺害する連続殺人鬼。
一行目で犯人の名前が明かされているので、犯人をじわじわと追い詰めていく物語だと思いきや…最後の最後に見事にひっくり返されます。

『十角館の殺人』 綾辻行人

孤島に建つ館を訪れた大学のミステリーサークルの面々。閉ざされた島で、メンバーが一人、また一人と殺されていく。
すべてをひっくり返す“衝撃の一行”が秀逸です。

『ハサミ男』 殊能将之

美少女ばかりを狙う“ハサミ男”と呼ばれる連続殺人鬼が、次のターゲットをつけ狙っていたところ、自分の犯行を真似た手口で殺されたターゲットの遺体を発見する。
殺人鬼ハサミ男のプライドをかけた捜査が始まる。
これぞ叙述トリック!という作品です。

『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティ

言わずと知れたアガサ・クリスティの名作。
インディアン島に集められた10人の男女。皆がくつろぐ中、彼らの過去の罪を弾劾する“声”が流れる。そして、童謡になぞらえて、一人ずつ殺されていく。
犯人の告白文の形で明かされる真相。今となっては古典的な手法かも知れませんが、初めて読んだ時は衝撃でした。


ここまで四作品を紹介しましたが、我ながらあまりに王道ですね💦

ここからは、比較的最近の作品を紹介します。

『かがみの孤城』 辻村深月

辻村深月さんは直木賞作家でもあり、叙述トリックの得意な作家さん。
『かがみの孤城』は本屋大賞も受賞した作品で、当時かなり話題になったので読まれた方も多いかも知れません。
それぞれの理由で学校に通えない中学生7人が、鏡の中のお城に集められ、何でも願いが叶うという鍵を探す。
辻村さんらしい仕掛けが随所に散りばめられ、終盤の畳み掛ける展開は見事です。

『花の鎖』 湊かなえ

梨花、美雪、沙月。三人の女性と「K」という謎の足長おじさん。
それぞれが絡み合い繋がり、驚きのラストに。
こういった叙述トリックは文章(小説)だからこそ可能だと思っていましたが、ドラマ化もされていて、初めて見た時は驚きました。


叙述トリックの作品、いかがだったでしょうか。
興味をひかれるものがあったら、ぜひ読んでみてください。

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