ありたい姿を想像する。「フリ実験」のすすめ
本日は、「フリ実験」についてお伝えしていきます。前回の「職場で活かすソリューション・フォーカスト・アプローチ」では、主に会社や組織などの職場で活かせる手法についてお伝えしました。
今回は、ソリューション・フォーカスト・アプローチを個人のキャリア開発で活かす方法についてご紹介します。実際に私がキャリアコーチングのセッションでも使っている方法です。
フリ実験とは
みなさんは、ご自身の「ありたい姿」を想像することはありますか?
「こんな人になりたい」
「こんな人生が送れたら最高!」など
将来について思い描くことがあるかと思います。
一般的なコーチングでは、
「そのありたい姿に近づくにはどうしたら良いのか?」と具体的な行動に繋げていくGROWモデルという手法が使われることが多いのですが、ソリューション・フォーカスト・アプローチの「フリ実験」では「すでにそうなったとしたら?」と仮定します。
一度その姿になったように振舞い、観察を行うことがあります。ありたい姿になった「フリ」をすることから「フリ実験」というネーミングが付けられました。
実験の仕方
以下の質問に沿って、一度想像してみてください。
①あなたが変えたい現状はなんですか?変えたいのはなぜですか?
②ありたい姿を出来るだけ具体的に想像してください。そのための方法や期日などは無くてもかまいません。
③そのありたい姿に感じる「一番良い要素」はなんですか?
その中の何が最高なのでしょう?
お手本にしたい人はいますか?
いる場合、その人のどこを特にお手本にしたいですか?
④ありたい姿になれた。と、一番強く実感できる場面は、どんな時ですか?
例えば、朝の過ごし方、周りとのコミュニケーション、取引先との会話、衣食住などの環境などを想像しましょう。
⑤その場面を想像し、あたかも自分がありたい姿になったように振舞ってみてください。あなたはどんな言葉を遣い、どんなふうに過ごしていますか?
1時間など時間を決めて、ありたい姿になった「フリ」で行動してみましょう。
※実験をしていることは誰にも言わず取り組んでみてください
⑥1週間実験を続けるなかで、自分自身や周りの反応を観察してみましょう。どんな違いがありますか?その違いを感じてみていかがでしたか?
以上のように観察していきます。
実際に感じたことや違いがあれば是非書き留めてみてください。ポイントは、ありたい姿を目指すのではなく、すでにそうある前提で行動します。実際にされてみた方は、ご感想をお寄せいただけると嬉しいです!
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