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長年働いてくれた我が家の優秀なプリンタ EPSON PX-5Vも卒業へ……

ふと、noteで目に留まる。写真家の大先輩であるMakoto SudaさんのPX-5Vも限界に達してしまったようで。。。


という訳で、我が家の優秀なプリンタ、EPSON PX-5Vもそろそろ卒業間近……外見は全然キレイなんですけどねぇ。。。写真を撮って気が付いたが、コンパネ部分のビニールシートを剥がすことなく卒業なのね。。。

通っていた写真専門学校もPX-5Vで、んまぁ慣れ親しんだプリンタが良いだろってことで同機種を購入!

何だかんだでこのプリンタとは12年ほどの付き合い。

Sudaさんほどでは全然ないですが、僕も展示やワークショップで使用した写真のほとんどがこの子が生み出してくれました。

使用した用紙の大半はEPSON、、、ではなくピクトリコにしてました。選択肢の幅があったので好きで。こちらも非常にお世話になりました。。。

9色のインクを貪り食うわがままボディ。

フォトブラック、マットブラック
シアン、ライトシアン
ビビッドマゼンタ、ビビッドライトマゼンタ
グレー、ライトグレー
イエロー

色によってちょっとバラつきがあるんですが平均すると1色2500円くらいで、9色パックのセットになると、、、いくらくらいだっけ、20000円ちょいくらいかな?

A3一枚ナンボで計算するのも野暮なくらい大量のインクをシッカリと使うので、もちろん仕上がりは良かったが専門学生時代は特にお財布に厳しかった。。。

学校では授業中のプリント分は全額補助、それ以外は半分だったか2/3だったかを補助してくれたが、それでもね笑

テストプリントの前のプレテストプリント的なL判はさすがに別のプリンタを使っていた。

プリンタに合わせてなるべくトーンを揃えても発色は違うんだが、一枚の中の情報量を見るためにもL判や2L、A4サイズは切っても切れなかった。

「あ、右隅に余計なモノが写ってるな」
「ん~、ここの赤が強すぎて悪目立ちするな」

とかとか。

モニタで見ているモノもプリントしたモノも、全く同じデータなのだが、モニタ上では気付かずプリントしてみると気が付く、と言うことが多々ある。

noteでも、下書きの時には気付かなかったことが、公開すると「おや?」ってなることがあるじゃないですか。あんな感じ。

スイッチの入り方と言うか、アンテナの立ち方というか。

「プリントしなければ写真の力が付かない」と言うのはもちろん間違いではないのだが、ただただプリントするだけで良いって訳じゃなくて、、、

プリントしたモノを隅々までちゃんと観て、エラーを発見し、レタッチとプリントをし直し、さらに観察して、のトライアル&エラーを繰り返し、その失敗をさらに撮影にも反映しないと当然そのチカラは付かない。

「プリントだけしとけば良いんだろ。上手くなるんだろ」ってのは、残念ながら、、、ない。

そんな感じで宮田の活動を支えてくれた、地味(?)な存在ながらも名機PX-5Vの修理サポートも2019年で終了。。。

ほどなく、使用インクカートリッジの販売も2021年11月に終了を発表。。。

が、「世にあるPX-5Vがまだまだ生きている中でインクの販売終了は酷だろ!」と、あまりのユーザからの問い合わせというか苦情の多さで、翌12月すぐに発表を取り消して、インクカートリッジは販売継続となった。。。

が、、、メンテの方は復活することなく。。。

という訳で、我が家の可愛い子もボチボチ限界なので、晴れて卒業ということになります。。。

ああ、EPSON PX-5V。

長きにわたりお付き合いいただき、ありがとうございました。。。

コロナ禍を経て展示する機会もめっきりと減り、、、しばらく展示をやる予定もないしなぁ、、、と考えると、大きめのを出せる次のプリンタを購入するかどうかはちょっとビミョー。。。

ん~~~。

どうしようかなぁ。。。

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宮田雄平/カメラマン
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