見出し画像

思っていたことの3割も伝えられなかった気がする高校での登壇

とある高校の夜間部のクラスにて
話をする機会をいただいた。

この春に卒業する彼ら。

様々な出自やアイデンティティ、
悩みや困難を持っている彼ら。

めちゃくちゃ礼儀正しいし、
マジメな彼ら。

彼らより礼儀がなっていない、
ダメなオトナって一杯いるな、、、
と思いながら笑

と、話は逸れましたが、、、

このコマの最後の授業として、
ちょっとだけ先に大人になった人間が、
ちょっとだけ苦労している人間が、
人生についてを語る。

……おお、偉そうに笑

ひとコマという短い時間でしたが、彼らを目の前にして何をどう伝えるか、、、様々なアイデンティティを目の前にしているので、「つたない英語も交えようかな」、、、とか始まる前に考え出してしまい、、、めちゃくちゃキンチョーしてしまった笑

たぶん、思っていたことの3割も伝えられなかった気がする。。。

年を取るとついつい説教してしまうもの。

どうしてもそこだけは避けたかった。

でも、ついつい、ちょっとだけ笑

やっぱダメですな。年を取ってしまうと。。。

そして、ネコ写真ってのは世代も人種も超えてテッパンだなぁ、と、改めて実感。あぁ、もっとネコ写真を準備しときゃ良かった笑

そういえば、現・スーパーバンタム級の4団体統一王者のボクサー・井上尚弥の話をちょっとだけした。

「明日24日に試合があるボクシングの井上尚弥。基礎・基本を本当に繰り返し繰り返し練習している。トップオブトップになるには特殊な練習をしていそうだけど、アマチュアの頃から変わらずに、誰でもやっているフツーの練習を淡々と繰り返している」

的なことを。

大きな壁をこえようとすると、どうしても自分の足もとが見えなくなってしまうもの。

でも基礎・基本に立ち返って欲しい。

僕はスナップ写真が「写真」の基礎・基本だと思っている。

眼から脳、そして指先へと瞬時に繋げて、「何を撮るか」「構図や露出を決める」などなどの構成や瞬発力を養う、誰でもできる基礎・基本だと。

でもこれも、「スナップなんて仕事の写真には何の役にも立たない」という人もいる。もちろん人それぞれ。

押し付けるつもりもないし、スナップで何を撮るかを指示するつもりもない。

自由なスナップ写真なんだし、好きなモノを撮ったら良い良い。

「でも、被写体やテーマは食わず嫌いしない方が良いかもね」くらいは言うけど、「それも価値観の押し付けだしなぁ、、、」「宮田のマネなんかせずにもっともっと自由に撮って欲しいよなぁ、、、」と、日々葛藤。

宮田はなるべく好き嫌いせずに撮っているつもりだったけど、こう見ると被写体やテーマ、モチーフにそんなにパターンはなかった。。。

大して撮れねぇくせに被写体やテーマを選んでる場合かよ、と自戒。

いいなと思ったら応援しよう!

宮田雄平/カメラマン
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!