新規立ち上げのリアル#2 【富岡スマホ教室】
前回まで。
勢いのまま、スマホ教室の”新規開催”を企画しました。
集客方法に悩んだ末、「町内会」に行き着きました。
しかし!
疑いの目を向けられ、無視され、理解してもらえませんでした。
その後、開催ぎりぎりになって地域包括にチラシを渡し、集客をお願いしたものの、
明確な集客結果を得られないまま、当日を迎えました。
初の立ち上げではあるものの、
途中でジョインしたスマホ教室ではそこそこの集客をLINE投稿一本でできてしまう僕。
正直自信満々でした。
”どうせ来るでしょw”
”だって皆んなのためになるんだもんw”
結果は・・・
参加者ゼロ。
開催時間中に街角で「ナンパ」しても成果ゼロ。
甘くみていました。
第2回目の開催を決めた僕たち。
1ヶ月後の開催はどうなるんでしょうか!?
では、続きをご覧ください!
==================
人は「善意」に飛びつかない!?
僕の心のど真ん中にあったのは、
「良いことをしていれば、人は集まって来る。」
かなり独りよがりの考え方ですねw
でも、同じように思っている人は多いんじゃないですかね??
・お客さんに提案しているのに理解してくれない。
・〇〇を掃除したのに、誰も気づいてくれない。
・〇〇してあげてるのに、お礼を言ってくれない。
「利己的思考」っていうと、”違う!”って言われそうですがw
よく考えると、結構利己的なんですよね。
「俺、こんな良いことしてます!」
・・・
知らねーよw
そうです。
人は、「良いこと」に食いつきません。
「良いこと」をやっている人は、世の中に沢山います。
というか、全員やっています。
例えば、
なんか良いっぽいことをボランティアで活動している人の無料講演会があるとします。
有名ってわけじゃないけど、まあ良い人っぽい感じの人。
そんな人の講演会情報が、SNSのタイムラインに流れてきました。
その日は暇です。
すると、仲のいい友達からLINEがきました。
「久しぶりに飲みに行こうよ!」
みなさん、どちらに行きますか?
もちろん前者って言う人もいるでしょう。
ただ、おそらく多くの人は、後者を選ぶはずです。
前者だと、良いことを聞けそうだし、無料だし、勉強になる可能性も高いです。
後者は、時間かかるし(飲み会だから2〜3時間は拘束されますよね)、お金はかかるし、お互いの近況報告や恋愛の話なんかをするだけです。
でも、多くの人は後者を選ぶんです。
その理由は、
人は必ずしも”善意”に飛びついているわけではないから、です。
「良い人」よりも、「大切な友達」の方に興味がそそられるし、マインドシェアの多くを「大切・信頼」みたいなところに割かれているからです。
目標参加者1名!
そうなってくると、「良いことやってますよ!」には誰もそそられないことを前提にして、集客をしなければいけません。
仲のいいわけでもない町内会とかにお願いしている場合ではありません。
「信頼関係」のあるところ・人に伝えていく必要があります。
僕の手札に残っていたのは、「地域包括」しかありませんでした。
(話は逸れますが、事業者のみなさん!同業者とは飲みに行っとくといいですよ〜w)
チラシの束を持って行き、仲のいい職員さんを捕まえて、
「こういうのやってるんですよ!」
「僕がやってます!」
「周知してください!」
ひたすらお願いしました。
3回くらい訪問しました。
すると、町内会さんと違った反応が。
「あ!三宅くんがやってるの〜?宣伝しとくね!」
社交辞令かもしれないけど、
誰がやっていて、どんな想いでやっているのかが理解してもらえているからこそ、協力してもらえる姿勢を見せてもらえたと思います。
とはいえ、そこから紹介してもらえて、参加のクロージングまで、となるとかなり厳しいだろうなあと思っていました。
包括のみなさんも仕事があるし、忙しいですよね。
「一人、一人でいい。来てくれたら一気に巻き込んで、信頼をしてもらおう!」
それが僕らのエネルギーになりました。
僕らは、「イベント」をしたいわけではありません。
「コミュニティ」したいんです。
目の前の一人を強烈なほど大切にしてこそ、
それが少しずつコミュニティとして”生き物”になっていきます。
まずは一人、そして、その一人に徹底的にGIVEしよう!
キターーーー!!
開催まで、1週間前。
いまだに開催申し込みは来ないまま。
ミーティングでも、”来るかなあ”、”大丈夫!来る!”の繰り返しw
そんな、不安いっぱいに抱えながらの日々が続いていました。
!!!!!!!
その時は、現場のデイで事務作業してたんですが。
「やったーーーー!!!」
と、普通に叫んでしまい、認知症のおばあちゃんと目が合い、ニコッってしてくれました。(急に大きな声出すの、ほんと控えないとな・・・)
ソッコー返事しました!
まあ、ぶっちゃけた話、更衣室で2滴くらい涙出ました。
嬉しくて感動することがあまりないので、しばらく身体の震えが止まりませんでした。
”熱狂する”ってこういうことなんだなあ。
スマホ「教室」?
「当日どうしよっか?」
開催まで5日。
ミーティングで、スマホ教室について話していました。
僕「もう、”教室”ってか、とにかく、仲良くなる、寄り添いまくる、みたいにしたいかなあ」
りなさん「そうだね!もう信頼してもらうためにね!そうしよう!」
教室というより、参加してくれる方に、とにかく、今僕らができることを全部やろう!
次回の日程も、その人に合わせよう!
まだ見ぬ「運命の人」のために、
全てを捧げる覚悟を決めました!
さあ、初日!
一体どうなるんでしょうか!
と、
今日はここまで!!!
(まだ登場せんのかーい!)
(次回は必ず登場します!w)
シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。