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おいしい魚の食べ方シリーズ1
こんにちは、三宅支庁産業課です。
みなさんは日頃から魚を食べていますか。
おうち時間に家で料理をする機会が増加し、魚料理に挑戦する方も増えたのではないでしょうか。
三宅島では、近海で獲れる新鮮な魚介類が商店に並んでいます。その日の天候や季節によって、品ぞろえが変わるのも魅力の一つです。
今回は「おいしい魚の食べ方」シリーズと題して、島内の商店でよく見かける魚を中心に、おいしくて簡単な調理例を紹介します。
ここでは、クサヤモロ(青むろ)、アオダイ(あおぜ)の2種を紹介します。
クサヤモロ
三宅島では、「青むろ」と呼ばれています。
沿岸や島周りに生息するアジの仲間です。大きさは30~40 cmくらいです。
体形は細長く、尾びれは黄色~暗褐色をしています。
三宅島では、主に定置網で獲られています。
「ぜいご」と呼ばれる固いうろこ(稜鱗:りょうりん)を取り除くことに注意すれば、非常にさばきやすい魚だと思います。
〇味噌煮
1 三枚おろしにした後、適当な大きさに切ります。
2 身に十字の切れこみを入れ、湯通しします。
3 鍋に水、味噌、醤油、酒、みりん、砂糖、生姜を入れて15分ほど煮れ ば完成です。
煮込む時間が短くても味がよく染みるので、手軽に作ることができます。
〇さんが焼き
1 三枚おろしにした後、皮を取り除き、細かく刻みます。
2 みじん切りした生姜や茗荷、ネギなどの薬味、味噌と合わせて、さらに刻みます。
3 まとまりが出てきたら、大葉に適量のせて、形を整えます。
4 熱したフライパンに油をひき、片面ずつ焼いていきます。火が通ったら完成です。
冷凍しておけば、明日のお弁当のおかずとしても活躍します。
アオダイ
三宅島では、「あおぜ」とも呼ばれています。
店頭に並んでいる時の体は、全体的に薄茶色で、背側は鮮やかな青色をしています。
大きさは30~50 cmほどで、主に底魚一本釣り漁業で獲られます。
〇潮汁
1 三枚おろしをした後に残るアラの部分を用います。
2 頭はえらを取り除いておきます。アラを湯通しします。
3 鍋に水、昆布だし、アラ、塩、酒を入れてアクを取りながら煮たら完成です。
たとえ三枚おろしがうまくできなくても、アラ汁や潮汁にすれば余すところなくいただくことができます。頭にも身が詰まっているので、おすすめの食べ方です。
最後に
三宅島阿古漁港の様子
今回は、三宅島で獲られている魚を2種紹介しましたが、これはほんの一部です。
どの料理も簡単で、他の魚を用いてもおいしくできるものばかりですので、ぜひ試してみてください。
この機会に、魚料理の楽しさ、おいしさを再認識していただき、魚を食べる機会を増やしていただければ幸いです。