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ダイエットによる体型の変化の「性差」【女性の減量で気を付けたいこと】

女性と男性とでは、体型に大きな違いがあることは言うまでもありません。ざっと取り上げるだけでも、次のような傾向が見られます(あくまで傾向なので、全員が当てはまるとは限りません)

・男性は肋骨の下角が広めで、女性は狭め
・男性は上半身のくびれが少なく、腰から脚にかけてのラインがある程度一直線になっている。女性は、腰から脚にかけてくびれが生じやすい
・男性の骨盤は狭く深いのに対して、女性の骨盤は幅広く浅い
・男性の骨盤はやや後傾気味で、女性は前傾気味
・女性は男性よりも、大腿骨頭がやや長めで大腿骨に角度が付きやすい。

また、体脂肪の付き方にも性差がありますよね。女性は皮下脂肪がつきやすく、男性は内臓脂肪が付きやすいです。女性は二の腕や下腹部、太ももに体脂肪が付きやすく、男性は腹部、胸部、あご周りなどに体脂肪が付きやすいとも言われています。

さて、これだけ体型に違うのある男女ですが、ダイエットや減量を行った時も、こうした性差が生まれやすいとされてるのです。

肥満の人が食事ダイエットすると男女でどう変化するか

2014年に発表した論文では、「肥満成人の体重変化において、男性と女性ではそれぞれ脂肪量:除脂肪量の比率に性差が生まれるのではないか」という仮説のもと、食事療法による調査を実施しました。この研究では、事前に過体重および肥満と診断された女性210名と男性77名を対象にして、4種類の食事療法を実施。

・Dr Atkins'New Diet Revolution
・The Slim-Fast Plan
・Weight-Watchers Program
・Rosemary Conley's Diet and Fitness Plan

体組成は、減量前と食事療法開始2カ月、6カ月で調査しました。減量前の男性の除脂肪量の割合は40%で、女性は27%でした。除脂肪量には、当然筋肉が含まれます。肥満という条件においても、男女ではこれだけ除脂肪量(≒筋肉量)に違いがあるのですね。

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