
英文法ってそんなに大事?英語に触れる機会がある人は読んでいってください。1ヶ月やり直すだけで死ぬまで使える一生モノの財産ですよ。
■英文法はお好きですか
「英文法」って聞くと拒否反応が起きる人、いると思います。
でも学生だったりこれからも英語に触れる機会がある人は、しっかり英文法の勉強をしておくと一生役立つスキルとして使っていける、ということをお話してみたいと思います。
■ルールを知らずして勝負に勝てるわけがない
文法って名詞がありますけど、「文」の「法」なんですよ。
何を言いたいかっていうと、文法は「文」の「ルール」なんです。
野球やサッカー、将棋や対戦ゲームでルールわからないけど強い人っていますか?絶対いないはずです。この先生きていく上で英語が必要なら、英語の世界で負けたくないなら、人生のどこかで絶対に英文法を真摯に学ぶ時間をつくるべきなんです。
英文法という「英語の文のルール」を知らないと、まともに英文を読んだり書いたりできません。ルールを知らないと単語の運用ができませんからね。文法知識をあいまいにしたまま単語帳を必死に回しても効果は薄いです。
大人になるとせっかくの休日に勉強するのにも気力を使います。もしこの文章を読んでいるあなたがまだ学生なら、学生のうちにしっかりと英文法を勉強しておくと残りの人生50年以上も使える技能を身につけることができるんです。
高校1年生なら、破格な授業料でそのような技能を教えてもらえる。そのまま英検で高スコアを取って、入試で楽しましょう。大学生であれば長期休暇でも一念発起すれば、1ヶ月もあればしっかり高校時代の文法の参考書を2周は回せるはず。
TOEICの点数も安定して向上するはずです。そもそも英語がしっかり読めれば、翻訳前のニュースや本が直接読めます。アメリカ株の情報も漁れます。クッションが入りません。急がば回れ、というように1ヶ月や1年間努力すれば、残りの人生ずっと使える技能が身につけられるなんて超絶ハイコスパですよ。
■周回遅れにならないために
学生であれば、大学に行きたいけど「共通テストに文法問題は出題されないしやる気出ないな」と思う人もいるかもしれませんが、英文法は直接出題されないだけで、むしろ共通テストは英文法を習得していることを前提に「速読&情報処理を要求」しているわけです。
直接出題されないということは、3年生になってから慌てて頑張っても手遅れってことです。文法を頑張ってやっても、共テ模試の点数は全然あがりませんからね。でも文法が曖昧なまま速読をしようとしても目が滑るだけ。点数は上がらない。挫折の元です。
だから早いうちにやっておきましょう、って話です。共通テストで英文法の直接の重要性が薄まった今、早い段階からしっかり身につけている人とそうでない人の差が大きく出てしまうことになります。共通テストのあとに控えている、私大の文法問題や、二次試験の英文解釈・英作文で急に必要になりますからね。
受験学年になってあわてて英文法をやりなおしても周回遅れなんです。まあ、そもそも大学に入れば英語の論文を読む必要があるでしょう。理系だって関係ありません。できない人は周りから置いていかれます。周りのみんなが専攻している学問の議論をしているのに、自分だけ情報伝達手段で躓いているのですから。屈辱ですね。
■やらない理由を探しても時間の無駄
「でも自分は英語苦手だし」とかいろいろ言い分はあると思います。
でも、やらない理由をずらずら並べても結局「今この瞬間に楽したいだけ」なんですよね。そういう生き方もアリですが、それなら後悔して泣きを言ってはだめです。「病気になって初めて健康のありがたさがわかる」というめっちゃ擦られた表現がありますが、まさにそれ。
「実は英文法が必要だった」、「もっと前に英文法をやっておけばよかった」と気づく前に対処しておくのが正解です。
ちなみにちゃんと英文法やった経験は、大学へ進学して第二外国語を履修する時にも必ず役に立ちます。社会人になってから英語の資格が昇進条件になっているときにも慌てなくて済みます。先行投資です。
■英語ができるようになりたい人へ
さしあたり英文法の基礎中の基礎、5文型が重要だという記事を書きました。私が授業内で話している内容をギュッっと詰め込んであります。
英文法をやりなおすモチベーションを奮い立たせるための記事です。ここまで読んで「英文法をやりなおそうかな」とちょっとでも思った人はぜひ読んでいってください。