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「自分のエゴ」を相手に押し付けない

人はひとりでは生きていけません。

たくさんの方と関わり合いながら、
それぞれの考え方の違いによって
社会を形成して生きていきます。

ときに
人の”上に立つ立場”になったときは、
意見を言う必要もあります。

後輩のミスには、叱咤激励しったげきれいを与えて…

お子さんの教育には
「ダメなことはダメだ」と教えて…

相手のためを思って、言うべきことは
言わなければいけません。


さて、ここで
言葉を伝えるときに難しいのは
「自分のエゴ」を
相手に押し付けていないか?
です。

「エゴ」とは、エゴイズムの略称です。

意味は、心理学用語では自我・自尊心。

もう一つは、利己主義な考え方。

他人の迷惑を考えず
自分の利益だけの特化した
行動や考え方をする人を
「エゴイスト」と呼びます。


あなたは、
自分より下の立場に注意するとき、
自分のエゴを考えて言葉を選んでいますか。

また、必要以上に
自分のエゴを貫いていませんか。

ぜひ、この記事を読んで
考えていただけたら幸いです。

では、いきましょう♬



✔自分のエゴに気づく

わたしが今回、「自分のエゴ」について
考えるキッカケになったのは、
ある動画を拝見したからです。

その動画はコチラ☟

「新R25チャンネル」さんの
吉本新喜劇座長 小籔こやぶ千豊かずとよさん
との対談動画です。

小藪さんは、長年にわたり
新喜劇の座長を務めていました。

(2022年8月の公演にて
 座長退任を発表)

この対談では、長い期間にわたり
座長というポジションで動く中で、
リーダーとしての考え方、行動について
フォーカスした対談になっています。


この対談中に、小藪さんは
「エゴのあり方」について
お話しされています。

動画を拝見していて、
「エゴの考え方×リーダーの資質」から
本当に目から鱗がボロボロ落ちてきました。

以下、動画内での
対談内容をまとめました。
(一部、抜粋して省略しています)

質問者=質
小藪=

質=自分が決めたことを
  座員に浸透させていくとき、
  空気を読まないといけないな
  と思っているんですが…

=それはムッチャ難しいですね。
  意識も違えば、理解度も違う。
  それぞれ全意識がグラデーション状に、
  違う人たちに意識統一させる方法は
  結果、僕は見つけられなかった

=全員を統一させようとすること自体が、
  こっちのエゴだと思います。
  僕と「同じ意思になれ」というのは
  本当を言えば”えげつない独裁”です。

質=わたしの体験で、相手にたいして
  「できる・できない」を合わせにいき
  悩むことがあるんですが…

=相手の「できる・できない」は、
  もちろん考慮すべき。
  「自分が100人いたら、できるのに」
  と考えて、
  「こいつらだから出来ない」
  っていうのは、全くダメな考え方。

  この人らと自分でやるには、どれが
  ベストかを探さないといけない。

  
また、「これ出来るやろ」
  でいく人もいますが、そもそも
  先輩で能力を持っていることを
  忘れてしまっている。

  ”自分のエゴ”を押し付ける
のと
  空気を読まずにいくのは全然違う。

  エゴを押し通した人の言い分で
  「いやいや、
  空気ばっかり読んでたらあかんねん」
  「空気を読まずに、
  いくときはいかなあかんねん」

  っていうのは、ただの言い訳です。

下記の動画は、今回の抜粋した内容から
始まるに調整しております☟


小藪さんの考え方は、
まさにリーダーとしての資質に溢れた
素晴らしい思考力の持ち主ですよね。

また、小藪さんの言葉からは
自分を立てるのではなく
いかに周りを生かして、
 最大限のリターンを得るか

に全力で取り組んでいるように感じました。



✔愛されるエゴイスト
 を目指す

小藪さんの対談から分かることは、
相手の考えや行動をかえりみずに
自分勝手に進めることは、
間違ったエゴの押しつけだと言っています。

では、
「自分の持つエゴを
 相手に伝えない方がいいのか」
といえば、それも正しいとは言えません。

やはり、自分の意思で
ハッキリと相手に伝えるべきことは
伝える必要があります。

コチラの記事では、エゴはエゴでも
「愛されるエゴイスト」を目指しましょう
と教えてくれます。


記事内の言葉を抜粋させていただくと…

エゴは、ある程度は出さないと
生存戦略で負けてしまう。

エゴを出すからこそ、相手から
フィードバックを得られて
改善点を見つけられる。

ただ、忘れてはいけないのは、
あなたが組織の”どのポジション”にいるか
ということです。

ポジションからズレたエゴを出すと、
愛されない”わがままゾーン”
ドンドン入っていきます。

周囲との人間関係の見極めによって、
正しいエゴを表に出していくべきです。

logmi Bizより引用

ここでもキーワードとなるのは、
周囲の存在を忘れないことです。

完全な独裁者思考という
自分のエゴを出してしまうと、
間違いなく「嫌われる人」認定されます。

かりに、共同事業が成功したとしても
次の事業を進めるときに
「あの人は、
すぐに自分のエゴで周囲を困らせるから、
次回から外した方がいい」
と言われてしまいます。

周囲の意見にも耳を傾けて、
自分の意見もウソ偽りなく伝えること。

それこそが
「愛されるエゴイスト」だと思います。


* * * * *


あなたは必要以上に、
自分のエゴを押し通していませんか。

周囲の言葉に耳を向けていますか。

自分のエゴを貫き通すことは、一見すると
会社組織で重要なポジションのように
感じますが…

今の世の中では、
不必要なエゴは忌み嫌われる存在です。

だからこそ、
本当に自分のエゴは
正しく相手に伝わっているだろうか

という考えを忘れないようにしたいですね。


人は
ひとりでは生きていけない。

だからこそ、共存する中で
自分の存在も確立しつつ、
相手に優しい存在でありたいものです。

では、また。
失礼します。

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