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行動を達成に向ける「四つの階段」について

先日、
下記のつぶやきを投稿しました。


行動の取得について
「四つの段階」をご説明しました。

今回は、上記の内容を
深く理解してもらうために、
より補足情報を足して
解説させていただきます。

ご自身の新しい行動の習慣化のために
お役に立てていただければ幸いです。

では、いってみましょう(^^♪




✔無意識は最強説

行動化の成功例とは
”意識しなくてもできる”状態を指します。

「勝手に自分の望むままに
 身体が動いてくれて、なおかつ
 自分の望む結果を手にできる」

そういった状態こそ、
目指すべき最高の状態といえます。


上記の図では、右上に到達した状態を
”目指すべき最高の状態”です。


そもそも、なぜ
「意識しなくてもできる」状態が
優れているのでしょうか。

「意識してできるなら
 それで良いのでは?」と
感じる方もいらっしゃるでしょう。


いえいえ…


無意識でできるなら、
その状態を目指すべきです。

なぜなら、”意識”が関与する時点で
さまざまな問題が
行動の邪魔をしてくるからです。




✔意識は散漫する

人は、
意識しながら行動を取ること自体に
とても難しい生き物です。

なぜなら、目の前の集中すべき行動以外に
”意識”の片隅には別の”なにか”を意識して
行動しているからです。


むしろ、「何かに没頭する」
「集中する」といった状態は、
稀とも言えます。


こうした集中力散漫な状態は、
古来の人間の”名残り”です。


まだ、わたしたちの先祖が
槍や弓で獲物を狩っていた時代。

1日1日を生きるのに精一杯でした。

けして、強い生き物ではありませんでした。

人間より恐ろしい獣は、自然に放たれ
人と同じ環境で闊歩しているのです。


そうした環境の中で、
もしも目の前の行動に集中して
周囲への注意力が散漫になったとき、
獣は人を襲います。

「いま、油断している」と感じれば、
躊躇なく命を狙います。

そのためにも
獣に襲われないようにするには、

目の前の行動に集中しない。
つねに周囲に注意を払う。

自身の身を守る生存競争のために、
人間は”集中力散漫”を手に入れた
時代背景をもちます。


だからこそ、わたしたち人間は
集中力散漫な状態で生きるよう
ベースが作られた生物でもあるのです。



話を戻すと…

意識して”できる”状態は、
完全ではありません。

いつ、別の意識に向いてしまうのか…
分からない集中力散漫な状態に
つねに戻ってしまうからです。


目指すべきは「無意識の行動」です。

意識の外側、無意識に
自分の取りたい行動を刷り込むことが
あなたのパフォーマンスを上げるために
もっとも効果的なのです。




✔もっとも高い壁とは

下記の図で
もっとも昇るべき階段が高い部分は、
どの部分だと思いますか。


正解は、
”2段目”と”3段目”の階段です。



「無意識・無能」から「有意識・無能」は
気づきによってすぐに階段を上がれます。

「有意識・有能」から「無意識・有能」は
時間によって解決されます。

繰り返し、繰り返し、何度も再現することで
習慣化し無意識へ到達します。


問題は、2段目と3段目。

「有意識・無能」から「有意識・有能」へ
階段をあがるとき
です。

なぜ、上記の階段はとても高いのか。

ひとつは
「時間によっての解決が難しい」点です。

ふたつ目は「能力に依存する」から。

みっつ目は
「具体的な施策を必要とする」からです。


まれに2段目と3段目を、
ひょいっと駆け上がる人を見かけます。

そうした人は、
”能力の優位性”で解決しています。

本来持つ優れた能力
(身体的能力・精神的能力・思考力など)
によって、アドバンテージを生かして
駆け上がっています。

では、能力を持たない場合は
どうするのか。

階段を上るべき能力を手にするまで、
長期的な努力を必要とします。


ただ、時間をかければいい
というものでもなく…

取るべき行動にたいしての
”正しい施策”を設定すべきです。


「足が速くなりたい」と思う人が、
”足の速くなるマニュアル本”を
読みあさってばかりで、
じつは身体を動かさないでは
いつまでたっても足は速くなりませんよね。

『足が速くなりたい』
 ⇒一定の走り込みが必要
  ⇒基礎体力を手にして
   はじめて足の走り方を学ぶ


2段目と3段目を上れない人は、
例題の「足が速くなりたい」と同様に、
本来の目的とは違う方向で
施策を立てている可能性があります。


「達成へ近づく
 具体的な施策になってる?」

と、いま一度振り返ってください。

おのずと
2段目と3段目の階段の幅は、
狭まってくるでしょう。



* * * * *




今回の図は、習慣化の一歩手前。

行動の達成における四つの段階
ご説明させていただきました。



自分に足りないものに気づき、
「よし!取り組もう」と考える姿勢は
素晴らしいことです。

けして、誰でも
”できること”とは呼べません。

あなたのやる気、勇気、
元気がともなったからこそ
生まれた姿勢です。


だからこそ、その姿勢を
大事にしてほしいのです。


一度、取り組もうと思ったのなら、
最後までやり遂げてください。

「つまづくんですよね」
「最後までできないです」
「途中で諦めてしまう」

そうした方は、
「四つの階段」を思い出して下さい。

じつにシンプルな段階で
足踏みしているかもしれません。

そして、その気づきこそ
あなたを成長させる一歩となるのです。


ぜひ、行動の達成に向けて 今回の内容を
参考にしていただければ幸いです。

では、また。
失礼します。

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