
世界一貧しい大統領のスピーチ
貧しい人は、
少ししかモノを持っていない人ではない。
もっともっと…と、
いくらあっても満足しない人のことだ。
”世界一貧しい大統領”として紹介された
ホセ・ムヒカ氏の言葉です。
ホセ・ムヒカ氏は、
消費社会の加速化を問題視されて、
このような発言をされています。
「無限の消費と発展を求める社会は、
人々を、地球を疲弊させる。発展は
幸福のためになされなければならない」
この言葉を聞いて
わたしの脳に衝撃が走りました。
自分の生活スタイルを向上させることは、
あくまで手段でしかないこと。
本当に目的にしなければいけないのは
「幸せになるために、なにをすべきか?」
を探すことなんだと…
つまりは…
消費社会に生きてはいけない。
あなただけの幸せを見つけるために、
人生を使うべきだ。
ホセ・ムヒカ氏の言葉で、
ハッと気づかされました。
✔貧しさの定義を
間違えない
誰でも、豊かでありたい…
欲しいモノを手にしたい。
だからこそ「貧乏になりたくない」と
考えるのはとうぜんです。
でも、いつのまにか
貧しい=モノを持っていない
…という考えが固着していたようです。
本当の貧しさは「心の貧しさ」です。
正しい貧しさとは…
貧しい=止められない欲を持つ人
を指します。
この図式を理解していないと、
いつまでも消費社会に振り回されて、
自分の本当に必要なモノ(幸せ)に
出会えなくなります。
✔消費社会に走ると
幸せに気づけない
なんでも欲しがりを求めてしまう人は
幸せになれないのには、
理由が「2つ」あります。
①幸せに気づけない
②幸せの価値が薄れる
以上の2つです。
①幸せに気づけない
あれもこれもと欲求のままに欲しがると、
どうなるでしょうか?
たくさんのモノに
囲まれた生活を送ります。
多くのモノに囲まれて満足だ…
そうならないのが貧しい人です。
なぜなら、幸せに気づいていないから。
すでに幸せに出会っているはずなのに、
ひとつひとつの出会いを楽しむ間もなく、
つぎからつぎへと欲しがるため、
幸せに気づきません。
②幸せの価値が薄れる
人の欲求には限度がありません。
欲しいモノを手にすれば、
「さらにより良いモノを欲しい!」
と思うのが人間です。
でも、それこそ消費社会の思うツボ。
どこかでルールを決めないと、
とことん「さらに良いモノを欲しい」
と追い求めて、消費社会に
コントロールされてしまいます。
同時に、すでに現状のモノで
満足できるはずなのに、
より良いモノを欲しがるために
「現状の幸せ」に満足できません。
貧しい人は、たくさんのモノを
求めてしまった結果、
自分の幸せさえも薄めてしまいます。
✔自分に合った
”幸せのカタチ”
を追い求める
幸せの定義は、人の数だけ存在します。
「家族と過ごすのが幸せ」
「趣味に没頭するのが幸せ」
「健康でいられるのが幸せ」
幸せとは、自分で取捨選択できます。
けして、社会が
「こうしたら幸せになれますよ」
と言われて、
「あ~そうなんだ、やってみよう!」
と鵜呑みにする必要はありません。
自分だけの幸せのカタチが存在します。
あなたにとっての
「幸せ」は、なんですか?
自分の胸に手を当てて、
「自分にとっての幸せは、なんだろう?」
と時間をかけて、考えてください。
知らず知らずのうちに
所有することが目的になっていないか?
幸せになることを手段にしていないか?
幸せのカタチは、自分で作れます。
けして、社会が決めることではありません。
ホセ・ムヒカ氏の言葉には、
「本当の幸せとは何か?」
を教えてくれます。
コチラの動画でも、大切な言葉を
多く伝えていらっしゃいます。
ぜひ、視聴していただければ幸いです。
では、また。
失礼します。
‐参考文献‐
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