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映画『ラストマイル』満島ひかりの演技力に魅了される!日本初シェアード・ユニバース・ムービー
2024年8月23日公開、映画『ラストマイル』を鑑賞しました。
この作品は、ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』と同じ世界線で起きたエピソードのため、2作品のドラマのキャストが登場するシェアード・ユニバース・ムービーです。
観てきた感想をまとめていこうと思います。
作品情報
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スタッフ・キャスト
監督:塚原あゆ子
キャスト:満島ひかり、岡田将生、ディーン・フジオカ、大倉孝二
酒向芳、宇野祥平、安藤玉恵、丸山智己
火野正平、阿部サダヲ、石原さとみ、井浦新
窪田正孝、市川実日子、竜星涼、飯尾和樹
吉田ウーロン太、薬師丸ひろ子、松重豊、綾野剛
星野源、橋本じゅん、前田旺志郎、金井勇太
永岡卓也、麻生久美子、望月歩
あらすじ
流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展する。
関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔とともに事態の収拾にあたるが……。
観た感想
この作品の面白さは、大きく分けて3点あります。
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1点目は「シェアード・ユニバース・ムービー」という点です。
シェアード・ユニバース作品というのは、同じ世界線(=ユニバース)で物語を展開することにより、他の作品のキャラクターを共演(=シェアード)させた作品です。
本作品では、ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』の主演メンバーが、ドラマと同じキャラクターで出演しています。
シェアード・ユニバースによって、視聴者としても一瞬出てくるだけのキャラクターについて、他の作品でよく知っているので感情移入ができます。
出演者にとっても、数分のシーンだけの出演だったとしても、すでに演じたことがあるキャラクターなので役に入りやすいというメリットです。
邦画の場合は、ヒットしている映画作品はアニメの実写の場合が多いので、アニメの世界観をつなげることは難しいかもしれません。
しかし、近年ヒットしているドラマのキャラクターが、シェアード・ユニバースによって共演するのは観てみたいですね。
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2点目は、ストーリー展開の速さです。
冒頭の爆破シーンから、ストーリーがノンストップで進んでいきます。
とにかくテンポがよくて、鑑賞中は手に汗握りっぱなしでした。
最後まで飽きることなく進んでいくストーリー展開は、見終わった後の爽快感もありました。
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3点目は、満島ひかりさんの演技力です。
今回のようなシェアード・ユニバース作品は、ゲスト出演するキャラクターの完成度が高い分、主演で新たにキャラクターを演じる俳優陣の力量が試されます。
そんな状況を一蹴するような、圧倒的な演技力を見せているのが満島ひかりさんです。
役を演じているというより、役になり切っています。
観客視点で見ても、役の人物にしか見えない「憑依型の俳優」と呼ばれるのも納得感がある満島さんが画面に映るシーンは思わず目で追ってしまいます。
さらにこちらのインタビューでは、満島さんは主人公の緊迫感を表現するために、撮影期間に他の仕事も受けず次の仕事が決まっていない状況で役に挑んだと応えられていました。
全身全霊で挑んだ満島さんの名演技は、ワンシーンも見逃せませんでした。
まとめ
まだまだ話題沸騰中の本作品。
ちなみにドラマ「アンナチュラル」と「MIU404」を観たことがない私でも楽しめたので、ご安心ください。
気になる人は、ぜひ映画館で鑑賞することをおすすめします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!