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「演技」をやってみて気づいた、演じることの面白さ

人前で演技できるってすごいですよね。

俳優活動をしていたことを人に話すと、こう言われることが良くあります。

確かに客観的に考えてみると、その通りかもしれません。

僕の場合は「映画に出たい」という想いが先行し、俳優という職業がどういう仕事なのか、分かっていませんでした。

やらざるを得ない環境に身を置くことで、やっていくうちに面白くなってきた感覚があります。

今回は、演技をやってみて気づいた「演じることの面白さ」についてお話します。

1.やってみて気づいた演じることの面白さ

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前回、初めて芝居を体験した時の話をしました。

「映画に出てみたい」という想いだけで、俳優という道を選択した僕は、演技のハードルの高さに驚愕したことを覚えています。

とはいえ自分で俳優になることを決め、岡山から東京へ上京し、親に学費まで払ってもらい専門学校へ通わせてもらっていた手前、後に引けない状況でした。

毎日授業が始まる直前まで、常に緊張感ある日々の連続。

「今日は何をやらせれるんだろう・・・」

 そんな中、「即興劇」をやるという授業がありました。

「即興劇」を初めて聞いたときは、意味が分かりませんでした。

即興劇(そっきょうげき、英: Improvisational theatre)は、台本を用意せずに、即興的な演技手法を用いて、俳優が自発的に演じる形式の演劇である。
出典:Wikipedia

即興劇とはつまり、何もない空間に「ここは公園です」というような場所の設定だけされ、みんながそれぞれのキャラクターを作りその場に登場していく、フリースタイルの演劇です。

授業として行った即興劇のテーマは「電車の中」。

トレーニングルームにパイプ椅子だけ並べられた空間で、初めての即興劇が始まりました。

2.初めての即興劇

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初めての即興劇で僕は、「おじいちゃん役」で登場しました。

僕が演じるおじいちゃんが好評だったようで、見ていたみんなが笑っていました。

「こうやって人を笑わせることができるんだ」

演技を通して、人を笑わせることもできる、人を感動させることもできる。

怒っている役、ハイテンションな役、役を演じることに、自分では出したことのない感情を出せる。

自分自身だと「キャラじゃない」と、恥ずかしくてできなかったことが、役を演じている間はできるようになる。

少しずつ、演じることの面白さに気づき始めました。

3.まとめ

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演技に限らずすべてに共通することだと思いますが、新しいことを始める時は、最初は失敗だらけです。

「自分にはできない」と言っていると、できないままで終わる。
「自分にはできる」と言い続けていると、できるようになる。
やり続けていると、やればやるほど面白くなってくる。

それから約6年間、芝居に熱中していました。

映画に出たり、舞台に立ったり、「まさかこんな経験ができるとは」の連続でした。

次回は、映画に出た時の話をします。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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