映画「20歳のソウル」奇跡の告別式という実話を基にした感動物語
2022年5月27日公開。
映画「20歳のソウル」を早速鑑賞してきました。
観た感想をまとめていこうと思います。
※ここから先は本作品のネタバレを含みます。
◆ 作品情報 ◆
◆ キャスト ◆
◆ あらすじ ◆
1.たかけん先生
この映画の裏主人公は、間違いなく「たかけん」と呼ばれている先生です。
演じるのは名優の佐藤浩市さん。
吹奏楽部の顧問として鬼コーチのような指導をしながらも、伝えているメッセージは人として大事なことばかり。
高校生からすると、受け入れられない厳しいメッセージばかり。
最初は部員の生徒から嫌われながらも、大会出場や様々な経験を経て、卒業するころには生徒たちから愛される憧れの先生に変わっていく。
先生というのは、学生の時からすると、嫌いになる対象。
しかし、先生からすると生徒に嫌われる覚悟で、心を鬼にして大事なメッセージを伝えてくれている。
そんなことを気づかせてくれ、僕もお世話になった先生にまた会いたいと思わされました。
何より先生を演じる佐藤浩市さんが発するメッセージや、言葉に表せない表情が素晴らしい。
俳優の世界の第一線活躍されてきた佐藤浩市さんと、演技は魅了されるものばかりでした。
2.医者という立場
主人公の担当医を演じるのは、高橋克典さん。
患者がどれだけ幸せな人生を送っていようと、病気を患ってしまえば、幸せな人生は一変してしまいます。
医者という職業は、どんなに重い結果であろうと、診断結果を告げなければならない責任ある仕事。
重く伝えて患者さんを不安にさせてはいけない、励ましながら、前向きになるようにサポートをする。
重大な役どころを演じる高橋克典さんの、表情や言葉のひとつひとつに味があり、観客として思わず涙が溢れてしまいました。
高橋克典さんの迫真の演技は、大注目です。
3.市船soulを手掛けた実在する主人公
この作品の最大の見どころは、すべて実話であり、主人公が実在したということです。
高校生時代に吹奏楽部に入部し、「市船Soul」という応援歌を手掛け、母校に名を残す人となった浅野大義さん。
癌を患いながらも懸命に生き、時間の大切さを身に染みて感じている大義さんの、言葉ひとつひとつは心に突き刺さるものばかりでした。
さらには、大義さんの告別式に集まった146人の吹奏楽部部員たち。
そして、全員で大義さんが手がけた「市船Soul」を大合唱するという、異例の告別式があったことも、すべて事実。
作品を通して、20歳という若さでこの世を去られた大義さんから、大切なことをたくさん学ばせていただきました。
◆ まとめ ◆
よくある青春映画という前提で映画を観ていると、予想を超えたメッセージ性の強い映画でした。
気になった方はぜひ、映画を観てみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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