たかが従姉妹との恋。(ガガガ文庫)1巻〜3巻(最終巻)ネタバレなし感想
AIによる作品紹介
『たかが従姉妹との恋。』は中西鼎によって書かれ、にゅむがイラストを手掛けたライトノベルです。この作品は、ガガガ文庫から出版されています。物語は、初恋の相手である四つ年上の従姉「あやねえ」との複雑な感情を中心に、主人公・幹隆の成長と青春の甘酸っぱい体験を描いています。
物語の始まりは、幹隆の祖父の遺言によって、都心のマンションでの一人暮らしを始めることから。幹隆はそこで従妹たちや、忘れられない初恋の相手であるあやねえと再会し、新たな生活をスタートさせます。物語は幹隆と従妹たち、そしてクラスメートとの間で繰り広げられる様々なドラマを通じて、青春の輝きとその複雑さを描き出しています。
特に注目すべきは、幹隆が経験する「不純な恋」や、その過程で発生する修羅場です。彼の周りの女性たちとの関係が次第に深まり、複雑に絡み合っていく様子は読者を引き込む要素の一つ。この物語は、初恋の甘さと青春期特有の感情のもつれをリアルに描いています。
ネタバレなし感想
よかったです。
それも、とても、の、よかったです。
つまり、とてもよかったです……感想の語彙力なしかよ。
なんていうか、ジェットコースターに延々と乗っているような感覚でした。
常に加速していて、気が緩むこともなく、集中して読書できました。
ラブコメだよね? ……ラブコメでした(真顔)。
主人公である幹隆がカッコいいかというと、ライトノベル主人公の中では正直、最低レベル(ひどい意味で)でしたが、物語の3巻の中盤あたりから主人公として覚醒していたんじゃないか、と思います。どういうカッコよさかは、ぜひ読んでみてください。
あまりベラベラと述べても仕方ない部分があると思うので、少し思うところを書いて終わりにします。
それは本当と嘘の両立、という部分について。
あくまで、この作品はガガガ文庫というライトノベルレーベルで出ているライトノベルであることは確かなのですが、まず、この時点で「この物語は嘘である」ことを読者は認識しているはずです。
でも、どこまでが嘘なのだろうか?
例えば、ノンフィクションとして書かれた物語は「事実である」ものとして本になったり、映画になったりしますよね。
はたして、それは「本当なのか」どうなのか?
完全なフィクションも完全なノンフィクションも本当は存在しないのかもしれない。
結局は私たちの脳が、それを正しい・間違っていると、どこまで判断していいのか?
結局は本を読む人が決めることなのですよね。
まぁ、この『たかが従姉妹との恋。』は嘘なのだけど、作中、ある日記を書いていた彼女の言葉の意味を今は考えています。
いい読書体験をさせていただきました。ありがとうございました。
あくまでネタバレなし感想の記事なので、ここまでにします。
ぜひ、お読みください。
下にもアマゾンのリンクを貼っておきますね。
ということで、『たかが従姉妹との恋。』のネタバレなし感想の記事でした。