罪悪感(エッセイ)

知らないふりをして、
知らずに済むなら、そのほうが楽だった。

だけど、知ってしまった。
知りたくなかった。
知らなければ、何も感じずに済んだのに。

罪悪感なくいきたい。
罪も、後悔も、
何も抱えずに、生きていけたらどれほど楽か。

でも、なくしたら、それはもう私ではない気がする。
罪悪感が私を縛るなら、
それは、私がまだ人間である証明かもしれない。

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