心のモヤはいつもそこにいる(エッセイ)
胸の奥に、消えないモヤがある。
晴れた空のような心で過ごせる日もあるけれど、ふとした瞬間にそのモヤはひっそりと顔を出す。
たとえば、昔の友人のSNS投稿を見かけたとき。
楽しそうな笑顔、祝福の言葉、キラキラとした未来。
画面の向こう側にあるその世界が、私にはまるで別の次元の出来事のように思える。
「何を羨んでいるんだろう?」と自分に問いかける。
でも、答えはいつも曖昧だ。
ただ、その瞬間だけ、心にぽっかりと穴が空いたような感覚になる。
そのモヤはきっと、誰の心