マスクをポイ捨てするな
と、ウミガメは言いたいのさ。
最近、道にマスクが落ちている。ウイルスに汚染されているかもしれないから素手で拾うのはイヤだし、なぜ落としたりするかなぁ?と思うよ。自分でもうっかり落とさないよう気をつけなくちゃー。
いま世界中の浜辺に、流されてきたマスクや手袋、医療用廃棄物などがうちあげられている。↓↓
三重県津市の海岸でも、従来からの流木やペットボトルなど大量の漂着ごみの中に7月以降、マスクが目立つようになった。
そうでなくとも以前は毎年のように来たウミガメが、ここ数年姿を見せなくなった。ゴミがたくさんあって産卵できないのだろう。
使い捨てのサージカルマスクに使われる不織布は、細かく砕いたプラスチック製の合成繊維からできているので、リサイクルできない。 マイクロプラスチックはへたすると完全に分解されるまで300〜500年もかかるそうだ。
もちろん最初っから海にマスクを捨てる人はいないだろう。けど、道に落ちているゴミが大雨で海のほうに流れていくのだ。
ルールを守り分別ゴミの日に出せば問題ない話なのだ。
無数のマスクや手袋が自然界に捨てられ、やがて海へと流れ込み、そのうちまたクジラをはじめ多くの海洋生物が死ぬことになるだろう。
え~クジラかぁ、また話がそこへ行くかよォ、というヒトも考えてほしい。
どうして家のごみ箱に捨てられないかなあ!
で、ごみの日に捨てたとしてもまだ問題は残るそうだ。
マスクは技術的にリサイクルできないから可燃ゴミとして捨てるのがルール。にもかかわらずプラスチックゴミと一緒に出す人もいて、リサイクルセンターの職員は感染リスクを冒しながらマスクを手作業で取り出してるそうだ。(三重県津市)
マスクが悪いのではない。マスクをポイ捨てするヤツが悪いのだ。
「これ以上は海を汚すな」と言いたげなウミガメ写真がこの記事のイメージにぴったりだったので、先週ものせたが再びヘッダーに使わせてもらいました。https://note.com/miumiu_hime/n/n4aeaa06ecbc8 (コメディ・ワイルドライフ写真賞)
じっさいの海には人工物やゴミが浮きまくっていて、写真のように綺麗ではないけどね。
動画:2分14秒