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光本弥観
2020年7月27日 21:19
現在、私がお世話になっている俳句結社「雲の峰」の朝妻力主宰の師匠である皆川盤水(みながわばんすい)先生の師匠が沢木欣一(さわききんいち)先生です。沢木欣一先生の妻が細見綾子先生ということで、私からすると師系にあたる方ということで勝手に親近感を持っています。とても感性を揺さぶられる句が多くて好きな俳人の一人です。もぎたての白桃全面にて息すこの句集の中で一番好きな句です。読んだ瞬間にドキ
2020年7月31日 19:28
俳句をはじめてもうすぐ2年になろうとしています。最初は、本を読んだりインターネットを通じて投句したりしていましたが、本格的に俳句を学びたいと思って、色々探したところ私が住んでいる茨木市に主宰がお住まいになっている俳句結社「雲の峰」がありました。「雲の峰」は、”学習する結社”を掲げていて、文語・旧仮名で写生俳句を大切にしているので、ここで勉強しようと入会させていただきました。何ごとも”守破離”
2020年7月31日 21:18
著者の岩井英雅先生が茨木市俳句協会の会長であり、ご縁をいただいている関係でこの本を読ませていただきました。森澄雄氏の俳句をじっくり拝見したのは初めてでしたので、これまでに味わったことのない感覚を味あわせていただきました。死生観を感じる句が多かったのですが、嫌らしくなるギリギリのところが何とも味わい深いです。除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり”除夜の妻”という修辞と”湯浴み”という修辞が醸し出すエ
2020年8月7日 19:25
私が所属する俳句結社「雲の峰」の副主宰である浅川正さんの句集「湯相」を鑑賞いたしました。俳人として、また一人の人間としてとても尊敬する方です。描写の言葉がとても的確で素晴らしい俳句を作られます。句会でも浅川さんの句を取ることが多いです。いつになき肩の近さや春の月奥様と二人で春の月を見ているのでしょう。肩が触れ合っているのでしょうね。とてもほのぼのとした空気感がとても心地よく、春の満月が煌
2020年8月12日 21:17
茨木市俳句協会にてお世話になっている藤井なお子さんの句集を鑑賞させていただきました。(略歴をブロンズ兎より抜粋)「白露」「たまき」「船団」現代俳句協会会員、茨木市俳句協会事務局すっと意味が入っていくる句と私の理解が全く及ばない句とあるのですが、私にはない感性をお持ちであり、とても感性をくすぐられる句が多いです。囀やときに曲線ときに点囀を曲線や点として捉えている作者。私の発想にはなかった
2020年8月16日 23:12
結社「藍生」に所属しておられる作者の佐藤雅子さん。私がお稽古している合気道の道場の先輩の佐藤さんのお母様だというご縁で句集を拝見させていただきました。句集のように俳句がまとまったものを読ませていただくと、その方のこれまでの生き方や大切にしておられることやものの見方感じ方が分かってとても楽しいです。この句集からは、お医者さまである作者の様々な面を感じることができて、俳句は、作者の生身の身体を
2021年8月16日 13:11
茨木市俳句協会でお世話になっている岸田尚美さんの第一句集です。この句集からは、優しさ、ぬくもり、思いやりなど、作者のあたたかさが伝わってきます。俳句ってある程度まとまったものを鑑賞するとその作者の人柄など、深層にあるものが伝わってきます!ほんと、俳句っていいなあと思います。それでは、気になった俳句を鑑賞させていただきます。荷の紐は母の手結び寒蜆作者は、鳥取県のご出身ということですので、
2022年12月16日 12:07
作者の塩見恵介さんとは、柿衞文庫俳句ラボで出会いをいただきました。俳句を始めた頃に結社にも所属せずにフリーで俳句を勉強できる場所を探していてヒットしたのが俳句ラボでした。塩見さんは、独特な感性で楽しい俳句が素敵です。俳句を科学的に分析されている姿勢がとても素晴らしいです。チューリップ兄より優し兄の友(季語:チューリップ、春)チューリップって若い女性を連想します。お兄ちゃんの部屋には友達が