小1こどもの足が速くなった!リングフィットアドベンチャーの神エクササイズの効果とは?
こんにちは。
月リズムと連動したダイエットパーソナルトレーナー&メディカルヨガインストラクター養成トレーナーの美月まどかです。
家族で楽しめる任天堂のリングフィットアドベンチャー。ゲームをしながら運動できる!さらに運動負荷を変えることでこどもから大人まで利用可能なところも魅力です。
元々、主人が運動不足解消のためにリビングで行っていたのですが、興味をもった小学1年生の息子が、約3か月続けたところ、足が速くなりました。
今回は、私のトレーナー&ヨガインストラクターの観点から、リングフィットのどんな動きがこどもの身体能力を高めて足が速くなったのか、こどもの体の成長に良い動きも含めて、書きたいと思います。
楽しみながら最後までご覧くださいね。
1.なぜこどもの足が速くなったことに気づいたのか
我が家は共働きのため、小1息子は学童保育のお世話になっています。私が学童に迎えにいくと、こどもはいつも、仲良しの同級生と追いかけっこをして走りまわるのですが、今までは友達の方が速かったのに、最近は息子の方が速いのです。
息子が走る姿。これまでには見たことのない躍動感がありました。
夏休みの間、コロナで外出を控えていた中、こどもが行った運動で思い当たるのはリングフィット。こどもはゲームで敵を倒すのが楽しくて、朝1回夜1回とほぼ毎日続けていました。
あまりにも楽しそうなので、私も追加リングを購入し、こどもと一緒に行っうことに(笑)
↑左が任天堂のリングで、脈拍を測ることができます。右は一般的なエクササイズ用リングです。こどもと同じ動きをするために、リングがないと手持無沙汰だったので、何か手に持ちたくて、Amazonで購入しました(笑)
2.足が速くなるために、こどもに必要なエクササイズとは
こどもが速く走るために、必要なエクササイズに関しては専門家の方たちがたくさん研究されていると思います。そんな中、私が実際にリングフィットをしながら効果があるのでは?思った動きは、
・膝を高く持ち上げる動き
・体幹を強くする動き
です。
運動会で速く走っているこどものフォームって、膝が高く上がっていて、体幹がぶれずにすーっと前に移動しているイメージはありませんか?
我が家の息子も、つい最近までは、膝が高く上がらず、足先だけでちょこちょこ小走りしているような状態でした。
膝を高く上げるには、主に腸腰筋などのインナーマッスルや、太もも前側の大腿四頭筋の強さや発達具合も影響します。フォームを維持する体幹がどのくらいしっかりしているかも関係が深いと考えられます。
成長過程にあるこどもの体。元々、これらの筋肉が強い子もいるし、普段行っている運動の種類や量、日常生活などの環境によって発達するケースもあると思います。
3.足が速くなった神エクササイズとは?
恐らく、このエクササイズで、こどもの足は速くなりました!
モモアゲアゲです!
いわゆるもも上げ運動です。
連続して膝を高く上げる動きですが、けっこうハードで、大人でも大変です。でも、こどもは敵を倒したくて、夢中でモモ上げを繰りかえす...(笑)
膝を高く上げるための腸腰筋、大腿四頭筋、体幹が自然に鍛えられて、速く走れるためのトレーニングになっていたのです!
4.こどもの背骨の成長に良い動きがたくさんある!
こどもの背骨は赤ちゃんの時はCカーブ、1才で歩き始める頃にS字ができはじめ、13才頃にS字カーブがほぼ完成すると言われています。
キレイなS字カーブを作るためには、Cカーブがキレイにできていることが前提となります。
しかし、最近はこのCカーブがうまく形成されていないことで、S字のカーブの湾曲がキレイに形成されないケースが増えてきています。
大人でもS字のカーブがI字に近くなっていて、首や腰に支障がでているケースがありますよね。
赤ちゃんの頃から13才くらいまでの、S字カーブが完成するまでの間は、特にCカーブを意識した動きを行うことで、背骨のS字カーブをキレイに形成することができます。
そこで、背骨のCカーブ形成に良い動きがこちら↓
かなりの頻度で出てくる腹筋ガード。
リングをお腹に当てて、腹筋を引き締める動きですが、膝を曲げることで胴体部分がゆるやかなCカーブになります。よく出てくる動きなので、Cカーブ形成に効力があると考えられます!
5.背骨の歪みを整える動きがこちら!
大人になると、多くの場合、体に歪みや左右差が生じます。
大人の慢性的な肩こりや腰痛の根本的な原因は、体の歪みであることが多いです。
最近のこどもも、重いランドセルを背負ったり、姿勢が悪かったりして、大人と同じ悩みを抱えるケースが増えているのだとか。
体の歪み方は複数ありますが、多いのは、肩や骨盤の高さが違う左右差にねじれが加わったケース。
大人も子どもも、左右差を整える動きを行うことで、背骨を本来の状態にゆるやかに矯正する効果が期待できます。
そこで、お勧めの動きがこちら↓
扇のポーズです。
片脚を曲げて側屈するポーズ。
背骨の側屈は、大人の背骨の歪みの矯正を目的として、トレーニングでよく行う動きです。
側屈は、左右の歪みを改善しながら、こどもの背骨がすくすく成長するのにほどよい刺激を与えてくれます。
肋骨の横側が伸びることで、呼吸が深くなり、メンタル面での安定も期待できるのです!
6.お手本よりも登場人物の動きを真似てしまうこども
本来、エクササイズの動きは、画面左側のお手本、ミブリさんを真似て行うのですが、こどもはミブリさんではなく、登場人物と一心同体となり、超ハイテンションで動いてしまうことがあります。まあ、こればっかりは仕方ないとは思います...
横で見ていて、こどもが膝や腰を痛めてしまうのでは、とヒヤヒヤした動きがこちらです。
一つ目、スクワットキープ↓
ミブリさんは、膝の角度90度のスクワットから膝を伸ばす、という動き。
しかし、こどもは、勢い余って床までしゃがみこんでから、登場人物のように空に向かってジャンプ!を繰り返してしまいます。
いわゆるうさぎ跳びのように、膝の過屈曲(膝を過度に曲げている)からのジャンプになるため、膝にかかる負荷が大きいことが心配です。
ここでは「膝はちょっと曲げるだけでいいよ」「飛ばなくていいよ」と助言が必要でした(笑)
2つ目は、おなか押し込みひねり↓
リングをお腹に押し込んで左右にひねる動き。
本来は背骨を回旋する動きで、よい刺激になるはずなのですが、こどもは、登場人物と一体化してボートを漕いでいるので、早く進もうとして、ものすごいスピードで、激しく左右にねじってしまいます。
腰椎(背骨の腰部分)はねじりに弱い部分。ゆっくりコントロールしながらねじるのはよいですが、勢いをつけながら早くねじると傷めることが多いのです。
ここでも、「もっとゆっくりでいいよ」と助言が必要でした(笑)
7.こどもが継続できる運動ってすごい
もともと、我が家の息子は飽きっぽく、今までは自らの意志で継続したことはほとんどありませんでした。しかしリングフィットは違いました。
こどもは毎日自分で脚にベルトを巻いてセットし、リングフィットを行い、勝った時には跳びあがって喜び、負けた時には泣いて悔しがる、という様々な感情と共に、継続しています。
こどもの体の成長に理想的なエクササイズの条件とは?
・背骨を色々な方向に動かす。
・左右対称に動く。
・全身を使って動く。
これら全てがリングフィットの中にありました。
コロナで外出する機会が減っても、運動能力を伸ばすことができる。リングフィットとの出会いに感謝です。今後もこどもの健やかな成長を見守りたいと思います。
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