気温がだんだん下がり鍋料理が恋しくなる季節になってきました。
11月7日は『いい鍋の日』がであることをご存じですか?
「11月=いい」「7日=な(べ)」の語呂合わせと、11月7日が暦の上で「立冬」になることが多いことから制定されたそうです。一口に「鍋」と言っても、家庭により様々な違いがでるのも鍋の良いところです。
今回は、全国のPOB会員(平均年齢49.6歳)に、「鍋に関するアンケート」を2022年10月28日~10月29日に実施しました。
鍋を食べる頻度
まずは、冬場に自宅で「鍋料理」を食べるのはどのぐらいの頻度か尋ねました。
最も回答率が高かったのは「週に1回程度(29.7%)」、となり、「1か月に2~3回程度(26.5%)」、「1か月に1回程(13.6%)」の順でした。週に1回以上の鍋を食べる人は45.2%、1か月に1回では85.3%となりました。
鍋はどんな時に食べる?
次に、「鍋料理」の利用シーンを尋ねました。
鍋料理を利用するシーンは、「自分が食べたいとき(56.9%)」の他、次に「野菜をたくさん食べたいとき(45.8%)」、「気温が寒いとき(36.1%)」と続きます。調理が簡単で時短ができることも鍋料理の魅力の一つですが、それよりも「食べたい」と思うことがきかっけで調理される傾向が高いことがわかりました。
「鍋つゆ」普段の調理方法は?
「鍋料理」に欠かせない鍋つゆはどのように調理されているのでしょうか。
「市販の鍋つゆのみを使う(42.7%)」、「市販の鍋つゆ+自分流のアレンジ(32.2%)」と続き、市販の鍋つゆ使用率は74.9%となりました。自分で鍋つゆを調理する人は全体の約25%に留まりました。
「鍋つゆ」どんなタイプが人気?
続いて、普段購入する市販の鍋つゆの商品タイプを深堀します。
そのまま使用できる手軽さで「ストレートタイプ(2人前以上)・パウチ(61.7%)」が最も人気が高く、次に続く「キューブタイプ・固形(33.2%)」、「濃縮タイプ・パウチタイプ」と倍近く差をつける結果となりました。コメントを見ると、人数や使用用途を分けて活用をされているようです。
鍋つゆを購入する際に重視すること
鍋つゆを購入する際に重視することは「味(75.1%)」が最も高く、「価格(65.6%)」を上回りました。その次は「3~4人前分調理できる(33.1%)」となり、大人数で食べる際に皆に好まれる味であるかということも重要視されていることがコメントからも伺い知れます。
また、1~2人等の少人数でも鍋を楽しめ、味の調整ができることから「個包装・小分けできる(25.6%)」商品も次に支持を集めていました。
どのメーカーの商品であるよりも、「味」や「価格」、「人数に応じて調理」できることが鍋つゆを選ぶ際に重要されている傾向であることがわかりました。
「つゆ」商品と一緒に購入されている商品は?
続いて、「つゆ」と一緒に購入されている商品を、購入レシートデータから分析しました。図表5はどの商品カテゴリーと一緒に購入されているか(併売)を表したものとなります。
<図表内の用語解説>
・「出現率」は、併売は関係なくそのレシートが出現する割合
・「リフト値」は、併売率からレシート出現率を割った数値となります。
「併売状況」は、リフト値でみることが一般的です。一般的に「リフト値が1以上ある場合」は、併売傾向があり、「リフト値が2以上ある場合」は、諸説ありますが、関連性が高いと言われています。
売場が近いと思われる「みりん」など調味料が上位を占める中、乾麺、はんぺん、こんにゃく、昆布、包装餅など、鍋の具材も上位に並んでいます。
「鍋つゆ」好みの味ランキング
会員の皆さんの、「鍋つゆ」の好みの味を集計しランキングを作成いたしました。
改めて皆さんが好きな鍋の味は以下の順位となりました。
鍋料理の締めは何派?
鍋料理の締めは何を入れるのか調査しました。
まずは、鍋の後に「締め」をするのは全体の76.6%で、その中で人気の高い締めは下記の順位となりました。
「鍋料理」アレンジ術
最後に、会員の皆さんが行っている「鍋料理」の工夫やアレンジ術を紹介します。※()内は一番好きな鍋
今夜は鍋料理はいかがでしょうか。今回のアンケート結果もぜひ参考にしてみてください。
今後も、レシートと消費者アンケートで様々なトレンドを分析していきます。データに関してご質問等ある方は、お気軽にお問合せください。
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