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ピアノレッスン  練習と実践

2021年5月26日 皆既月食を伴う満月。ブラッドムーンのスーパームーン。12年に一度の天体ショウ。天界と地上が繋がる強いパワーの日。

お月様見たかったけど…あいにくの雨で、見えるは黒い雲ばかり。それでも雲の向こうのお月様に届きますようにと、夜空を見上げて、2、3のお願いをしてみた。もちろん、既に叶った程で❣️

不吉な赤い月の皆既月食と言われ、見てはいけないと言っていた方もあるから、見れなかったのも、幸運だと思っておこう。


noteを書き始めてから、もうすぐまる2ヶ月になる。日記はともかく、こんなに毎日絵を描いたのは学生の頃以来。スッポリ空いた約26年の絵画から離れた日々。当然画力が上がるわけでもなく、むしろなまくらを重ねたせいで、形が取れない。天才的な才能が元から備わっているわけでもなく、凡庸なのは最初から分かっている。

だけど、世の中の成功者たちは、必ずしも最初から天才を持っていた方方ではなかったということ。

たしかに初めから持っている素質も大事。だけど、折角の才能も本人が途中で投げ出し、諦めて素質を生かしきれない人もいる。

才能はそこそこでも、自分の道を信じて、可能性を追求して追求して道を開く人もいる。ある時点で第三者から見て、イマイチだと思われていた方が、本人の頑張りでいつのまにか、他を抜きん出て活躍している方も実際に幾人も目にした。

結局のところ、可能性を引き出すのも、自分の選択であり、どこまで自分の可能性を引き出せるのかも、自分次第。結果をどこに焦点を合わせて成功とするのかも自分次第なのだ。

noteやInstagramやFBで、素晴らしい文章や、絵画やイラストを見ていると、自分の不甲斐なさに落ち込んでしまう時がある。まだ未分化で型がないスタイルにあせりを感じたり…実力不足を肌で感じたり…だけど、一足飛びに上達することなんてまず無い。意図してか、意図知らずしてか、いずれにせよ積み重ねが大事。

私は絵と文で伝えたいことがある。それが伝わるような絵と文をかくための練習兼、実践が noteだ。

焦らず頑張ろう。


練習といえば映画『ピアノレッスン』を思い出す。学生時代、ずっと聴いていたサウンドトラック。マイケルナイマンのピアノの旋律に色々な感情が織り重なって、何かが紡ぎ出されていくような気分になった。

1993年オーストラリア、フランス、ニュージーランド合作映画。ジューンカンピオン監督、脚本。1852年、ヨーロッパから遠く離れたニュージーランドへ子連れ再婚の為やって来た失語症の女性。ピアノが彼女の言葉を代弁していた。新しい夫はピアノごとの彼女を理解出来ず…ピアノごと丸ごとの彼女を受け入れたのは別の男性だった。

映画全体に響くピアノの切ないメロディ。場所も時間も意識も、あらゆるしがらみを超えてピアノの音だけが、生きているような錯覚を起こす。

主人公や若しくは鑑賞者の夢や願いを運んでくれるようなメロディがずっと耳に残る映画。

ひたむきに絵を描いていた時をも思い出した。

さあ、今日も練習と実践です。






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みと吉 禮子 (みとよし れいこ) 絵本作家
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