私がnoteを始めたきっかけ。
私がnoteを使って書きたいもの。
それは日々の闘病日記ではない。
こんにちは。
アラサーのがん患者歴もうすぐ5年のmitoです!
たくさんの治療を経験し、今まだ生きていられることに感謝。
そして5年が経とうとしてる今、私の経験が誰かの役に立たないかなと思うようになりました。
今既にがん患者さんもそうでない人も。
大切な人が癌になった時、自分が癌になった時。
私のここでの呟きが誰かのためになれば嬉しい。
私がnoteを始めたきっかけは
・がん患者として生きていく決意をしたこと
・私の経験が癌に対して弱気な方や目を背けてしまいそうになる人の支えになりたい
これが大きな理由です。
そのために私が決めたことは1つ。
リアルタイムでの治療の記録はしない。
理由は
私が初めて癌になった時に情報がほしくて
手当たり次第にブログを読み漁っていた時、
多くのブログの中には辛い治療の現実や
亡くなってしまった人の家族による代筆が
そこにはたくさんあったから。
もちろん日々の闘病ブログに元気をもらってる人もたくさんいます!
否定しているわけではありません。
日々の記録を書くことで活力になる人もいます。
ブログでお互い辛い経験を共有して頑張れる!
という方もたくさんおられました。
ただ癌になったばかりの頃の私は
心がとっても弱かったんです。
20代で考えもつかなかった病名の告知。
結婚したばかりで明るい未来が一気に地獄に。
親よりも先に死ぬ親不孝者になるかもしれない。
そしてなにより、
この先の治療が怖くて怖くて仕方なかった。
そんな私にとって闘病ブログは見ていて辛いものになりました。
自分より先を一歩行く人を見ているようで。
同じ病気でも人によって治療も副作用も違う。
そうは思っても全部重ねてしまいました。
転移した人がいれば自分もそうなるんじゃないか
副作用の話を聞けば同じ抗がん剤をするのが怖くて怖くて仕方なかった。
そして最後は死んじゃうんじゃないか。
その結果、私はブログを見るのをやめました。
がん患者同士の繋がりを持つことをやめました。
そうして約5年間の間に再発や転移を繰り返し
手術も抗がん剤も放射線治療も免疫療法も
3大治療と言われるものは全て経験しました。
誰かと共有することもなく癌と戦い続けました。
この5年間いつか根治することを目指して。
いつか癌と無関係な人生が来ると信じて。
そして出来ればそのあとはがんとは無関係のように生きていきたかった。
周りの友達と同じようにがんのことは忘れて生きたかったんです。
じゃあ今更なんでオープンにしたのか。
それは結果として根治は難しくなったから。
この境界線は大きかった。
死ぬまで私はがん患者なんだと思いました。
たくさん泣いて泣いて泣きました。
けどこれは私にとって悲しい結果だけではありませんでした。
がん患者として最後まで生きる覚悟ができたんです。
がんと共に生きるということが私にとって大きな個性なんだと思うようになりました。
そして私だから出来る形で誰かの役に立ちたい。
そう思うようになりました。
なので私は治療の記録を書くときはあくまで過去のこととして書きます。
思い出アルバムをめくるように。
辛い治療の記録をリアルタイムで書くのではなく、過去の記録としてその時に救われたことや役立ったことを含めてかきます。
その時の弱腰の私や泣きべその私をかきます。
これは私が5年間ノートに綴ってきたものです。
5年間誰かと共有することもなく
自分でたくさん思いを書き込んできました。
私の大切なノートです。
だからこのノートをnoteに書こう。
そう思いました。
そうです、ダジャレです。
すいません。
でも本当に私のノートを
オープンなnoteにしよう。
と思ってはじめました。
ブログやSNSで前向きに治療を乗り越えたり、
自分の病気のことをたくさん勉強したり、
そんな強い人が眩しかった。
私はそんなに強くなれないと思っていました。
ただただ、目の前の治療に耐えるのが精一杯でした。
そんな私が根治が難しいと言われた今、
なぜか前向きに自分をオープンにできるようになりました。
誰かの役に立ちたいと思うようになりました。
こんなやつもいるんだと。
がんになって色んな不安に押し潰されそうな人に
最初からファイティングポーズをとらなくても
弱腰でも目を背けてもいいんだと伝えたい。
いつか必ず自分で前を向ける日がくるから!と。
私は5年もかかっちゃいましたが。笑
この私の拙い文章が誰かに届くなら。
少しでも心が軽くなる人がいるなら嬉しいです。
noteは癌になってからのエピソードや感じたこと、経験したことは無料記事に書いています。
ただ、一番最初の私の大切ながんとの始まりや詳細な治療の記録についてはセンシティブな内容が多くなってしまうので、有料マガジンにすることで制限させて頂く形をとることにしました。
5年前の私のように人の治療の記録を見るのが怖いという人もいるかと思います。
なのでそんな方は治療の記録は気にせず、癌になってから私が感じたエピソードをもし良ければ読んでください♡
最後に。
私は根治が難しいと言われても生きることを諦めたわけではありません!
できればしぶとく生きてやろうと思っています。
手のかかる何もできない夫もいます。笑
私がいなくなったら毎日泣いて泣いて何も手につかなくなるんじゃないかと思う両親もいます。笑
その人たちのために私は最後まで私らしく!
主治医の予想をはるかに超えて生きていきます!
最後まで読んでくださってありがとうございます!根拠のない自信で人生を楽しんでいます!! 私の経験が少しでも情報の一つになったら嬉しいです。 健康なのが一番!!検診は大事です!!