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【番外編_はざまにゃん】ブランド猫のはざまにゃん②
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アビシニアン風の野良猫
うちの市内では年に数匹アビシニアンらしき子猫が保護されます。
本来なら血統書付きで20-30万する猫です。なぜいるかわからないけど市内で複数の保護が確認されています。
その猫はノミダニがなく、人慣れしているいて生後2ヶ月程度。
繁殖のブリーダー(または飼い猫のアビシニアンの繁殖)が遺棄しているのではないかと、地域獣医や保護猫仲間は感じています。警察に通報もしていますが未だに原因は特定できません。
謎は深まります。美しい彼ら彼女らはなぜ公園や畑に放されるのでしょう。
遺伝病は検査できる?
私は以前コーギー(犬)と暮らしていました。10歳の時にDMという遺伝病がわかりました。ゆっくり下半身から麻痺が進行して亡くなってしまう病でコーギーに多いとされています。
当時調べていたら「クリアなコーギー」というのを見つけました、
DMになる遺伝子を持っていないコーギーのことみたいです。要はブリーダーは調べようがある。としたら…
選別に落ちたブランド猫?
保護されたアビシニアン達もなんらかの検査から「選ばれなかった」
またはブランド猫のあるべき姿に「選ばれなかった」
という可能性が浮かびます。
屋外で保護された彼ら彼女らは、ブランド猫「アビシニアン」ではなく「野良猫」として隔離、育成、ワクチンを接種します。
そして保護猫としてシェルターにデビューし、人気を経て「ずっとのおうち」へ行きました。
悪い話か良い話か一周回ってわからなくなります。
しかしもし選別から落ちて遺棄されたならば子猫が公園や畑で生き残れる可能性は決して高くはないです。
野良のお母さんに育てられた生後2ヶ月の子猫ですら、車に轢かれたり、餌を探せなかったり、亡くなることが多いのですから。
人が慣らした子猫が生きていけるほど、外は甘くないのです。
人間は大丈夫か?
選別ってどの世界にも必ずあります。
選ばれた人はなんらかの疾患で選ばれなくなった時に、どうなのでしょう、外で生き抜けるのでしょうか。
人間は猫じゃない。
まして生後2ヶ月じゃない。
どうなのでしょうね。
私はブリーダーの仕組みはかなり健全にやってもやはり選別は欠かせないと感じます。
人間がブリーダーのような正解の型を決めて、例えば今なら健康100点と優秀さで少数選ばれた女性をフォーカスするのは、なんかもう
見ていられない。畑から保護されたアビシニアンを見ているからかもしれません。
私は、保護猫ボランティアだから
多様な猫がかわいい。
多様な人がいきいきしたらいいなと思います。
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