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夜中の読書
AM3時頃から目が冴えてしまって、
(夜間授乳あるある)
考え事にも飽きてしまって、
ちょっと、スマホに手を出したけど、
ブルーライトにひゃっとなって、
枕元の本を手に取る。
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生物学者の福岡伸一さんの本を図書館でいろいろ見漁ってた時期があって、その中から好きで買ったやつ。
1ページずつで見れるし(新聞のコラムの書籍化)、枕元に丁度良い。
冒頭に紹介してある詩もすごい好き。
(みなとみらい駅のパブリックアートにかかれてるらしい)
夜中にスマホは罪悪感があるけど、
この本は読むのに丁度良く、満たされる感。
タイトルが方丈記なことに今日気づいた笑
方丈記の冒頭、そう言われたら知ってるような。
なんかいいな。鴨長明。読めるかな。
出産前くらいの時期に、なぜか山月記にぐっとくるタイミングがあって。(虎のやつ)
国語、テスト問題としてじゃなく楽しんどけばよかったと思うよね。
今だから、ぐっとくるんだろうけど。
本に戻りまして、
変わらないために変わり続ける動的平衡。
川は川であっても水は常に入れ替わってるように。
生命、人の体もそうで、私も入れ替わりながら、常に私。
深夜に読んで、気に入った文章の引用です。
・美の起源、生命と結びつく青
実は青は特殊な色だ。赤や黄や緑に比べてエネルギーが格段に強い。生命がまだ小さな単細胞として太古の海に漂っていた頃、深い水の中で最初に感知したのは青色だったはずだ。青が光の方向を教えてくれた。彼らは青に向かって必死に泳いだ。だから私たちは青を美しいと感じるのではないか。生命にとって必要なものこそが美。水の青。空気の青。美の起源は生命と直接結びついている。
・「隙間」を見つけた蝶たち
それは限られた資源をめぐって無益な争いがおきないように、長い年月をかけてそれぞれの種が互いに譲り合い、自然界の中に自分の生きるべき小さな隙間を見出したから。その隙間をニッチという。私はこれだけをよすがに生きていきます。控えめな控えめな独立宜言。
・人間は中心から、ヒトは周縁から
まず世界を俯瞰し中心軸を決めてから細部を作っていく。これは建築家の習性という以上に、人間の思考法の常である。ものごとを設計的に考えること。
ところが実は魚自体はそんな風には作られてはいない。生命体は本来、地方分権的なシステムであり、軸は後になってからできる。魚が出現する以前の生命体、たとえばミミズやナメクジのようなやわらかな生物には背骨がなかった。細胞の集合体が押し合いへし合いしながら、前後左右から押し込められたとして中心軸ができ、それが固くなって背骨になった。これはたとえばヒトが受精卵から出発し、徐々にその形を成していく発生の過程でも再現される。「設計的」の反対語は「発生的」であり、設計的思考が得意なヒトは、逆説的ながら、中心からではなく周縁から生成されていく。
世界の切り取り方も、ことばも、優しくて美しくて、やっぱ好きだなぁ。
今夜はぐっすり眠れるかな。
それとも、また素敵な文章に出会うか。
どっちも良き。
急に星読みネタだけど、
週末、金星が魚座にいたみたいで、
金星魚座の私は、なんだかフワッと楽しかったんだけど、
優しくて美しい感じも、金星うおっぽいな〜なんて思った。
おやすみなさい〜⭐︎