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何気ない日常を、豊かな日々に。感情を記憶する手帳と書くことについて

新年のはじまり感を味わいながら日々を過ごしていたら、あっという間に1月も残り1週間を切っていた。やりたいことリストやテーマを思い出しては年始にワクワクしていた気持ちも、少しずつ和らいできている気がする。

本当は、毎日、新年のような気持ちでいたい。毎日がはじまりの1日のように。「さて、今日はどんなテーマで過ごそうか」「やりたいことを1つするとしたら、何をしようか」。そんなことを毎日思っていたいのだけど、現実はそこまで考える暇もなく、あれよあれよと過ぎ去ってしまう。慌ただしくて、年始にたてたやりたいことのいくつかは、忘れ去り、やりたいと思ってワクワクしていた時の気持ちすら忘れてしまいそうになる。

それは、あまりにも悲しいし寂しい。日々の「しないといけないこと」にのまれて、せっかく年始に時間をたっぷりかけて妄想した「本当は心のどこかでやりたいと思っていること」を後回しにしてしまう。

毎日やりたいことリストを意識して過ごすのは、難しいことなのかもしれない。だけどせめて、日々の感情は忘れないようにしたいと思う。

日々あっという間に過ぎ去ってしまう出来事や感情。どこかに残していないと、それらを経験したり味わったりしたことすら忘れてしまいそうで。それはあまりにも悲しいから、私は毎日欠かさず日記を書いているのかもしれない。


2025年の手帳・ノート・文房具たち

左上から、①家計簿②5年日記③京都手帖④シール入れ⑤スタンプ入れ⑥ジャーナリング用ノート⑦メイン手帳⑧日めくりカレンダー⑨マステ入れ

2025年に使い始めた手帳・ノート・文房具たちは写真のラインナップ。それぞれ個性があり、使い方があり、使い心地が違い、なんとも楽しい手帳ライフを送っている。今年は日めくりカレンダーも使い始めたので、毎日毎日どこかしらで日めくりの言葉とともに写真を撮るのも習慣になっていて、密かな楽しみだ。

毎日の日記・ジャーナリング:ほぼ日手帳カズン

今年のメインの手帳は、ほぼ日手帳カズン。A5のサイズで1日1ページも書ききれるだろうか、と不安だったけど、写真の通り、毎日ぎっしりみっちり書けている。あまりの書きやすさ(ほぼ日手帳を使うのは実は初めてだ)にびっくりして、ついついたくさん書いてしまう。日々の出来事や書くことが少ない日はテーマを決めてジャーナリングしたり。自由に自由に書いている。

昼と夜に食べたものや読んだ本も記録。ウィークリーページには、起床/就寝時間とタイムログも。挫折するかと思いきや、早くも使い始めて1ヶ月で書く楽しさを改めて教えてくれた大切な存在です。

短いひとこと日記:高橋書店 5年日記

30歳という切りのいい年に、5年日記をはじめた。デザインがシンプルかつ、気温と天気を記録できるアイコンがあったので、高橋書店のものに決めた。これはもう、自由に書くようにしている。日々の出来事を書くこともあれば、人に言われて嬉しい言葉を書いたり。未来の自分へのメッセージを書くこともある。

5年日記の醍醐味はきっと、2年目3年目と月日を重ねた時に感じられるものだと思うから、自由に楽しんでいきたい。

京都にまつわるあれこれ:京都手帖

2025年は、京都暮らしをもっともっと楽しもうと思って。それならば、京都の各地で行われる行事やイベントにもっと参加しようと意気込んではみたものの、京都では本当に毎日どこかしらのお寺や神社で何かしらの行事が行われている。

毎日チェックするのは大変だから、今年は京都手帖を買って網羅的に京都のイベントをチェックしようと思い立った。

ウィークリーページにその日に行われる行事が書かれているので、1週間のはじまりにチェックして、気になる行事を調べてみる。その行事に行けるように1週間の仕事のスケジュールを調整する、というように活用している。

ガイドブックなどの冊子で紹介されている京都の寺社仏閣にはほとんど訪れたことある、と自負していたけれど、それ以上に実に京都には寺社仏閣が多いことを思い知る。神社やお寺を訪れた感想を書いたり拝観券をまとめたりという使い方をしてみているけれど、まだまだ使い方模索中。

ジャーナリング用:ロルバーン リングメモ

モネ展で買ったデザインがお気に入りのロルバーンのリングノート。テーマを決めてジャーナリングをする時に活用している。例えば、「1年のテーマを考える」「今考えていることを洗い出してみる」「やりたいことリストを叶えるために何が必要か」などなど、自分に問いかけるようにしてノートと向き合う。

日ごろの日記を書く時には、その時に考え付いたことをぽんぽん書いているのだけど、このノートを開く時は、もっと深く深く感情を引き出したい気分の時。まだなかなか時間が取れないので、月に1度でもゆっくりとこのノートと向き合う時間を作りたい。

お気に入りのスタンプやマステたち

手帳デコは苦手だけど、少しでも文字以外のものがあると、読み返す時に軽い気持ちで読み返せる。書くことが少ない日があれば、それとなくシールを使って空間をごまかしたり。今年はスタンプを集めつつ、手帳デコもかわいくできるようになりたい。

日々は、工夫次第で豊かになる

この1ヶ月は、数ヶ月の出来事が凝縮されたのではないかと思えるほどにさまざまな出来事が起こった日々だった。悲しいこと楽しいこと挑戦したこと。いろんな感情と出会い、経験をして、また1つ学びを得て。この繰り返しの日々を、決して忘れたくないからこそ、私は性懲りもなく言葉を綴り続けるのだろう。

なんてことない日々は、感情を引き出して日常から小さな幸せを見つけようとして、たったそれだけのことで、豊かな日々に変化していくから不思議だ。工夫次第で、捉え方次第で、日々は豊かになることを知っているからこそ、私は書くことを辞められない。

日めくりカレンダーを毎日めくり、そこに書かれた言葉に少しだけ頬をゆるめて、刻むように日々を過ごす。少なくともそれだけで、慌ただしい日々はほんの少しだけゆるやかに進む。1ヶ月、半年、1年、という大きなくくりだけではなく、1日、朝の時間、夜の時間、1時間、それぞれの時間でどんな時を過ごしているかを意識していたい。

慌ただし中でもなんとかもがきながら、自分と向き合う時間や書く時間を大切にしている日常が好きだ。私にとっては譲れない。そんな1月の学びでした。書くことは楽しいね。

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misaki|散歩日和
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