はじめまして。 ご覧いただきありがとうございます。 株式会社みろく屋は長崎のソウルフードであるちゃんぽん・皿うどんを代表商品として、長崎の「おいしい」を全国に向けて発信している企業です。 私たちの会社がある長崎県は「和・華・蘭(わからん)」文化と呼ばれるように、日本・東洋・西洋の文化が混ざり合ったとても素敵な街です。このnoteでは、長崎の歴史や文化に加え、現在の長崎の食、自然、日常の様子など幅広いテーマで長崎の魅力をお伝えしていきます。ちょっとマニアックなガイドブック
ビワやヤツデ、ツワブキなど秋の終わりから冬にかけて咲く花をあちらこちらで見かけるようになりました。とはいえ、師走としては異例の暖かさが各地で続いています。長崎でも12月中旬に入ろうとする頃、二日続きで気温が20度を超えました。冬日和というには暖か過ぎる状況ですが、今週末には本格的な寒波が到来するという予報です。極端な気温差は、思いのほか体に堪えます。体調に気を付けて年末年始を乗りきりたいですね。 この秋、長崎市街地のイチョウの黄葉は遅れ気味でした。例年なら葉を落としてい
11月のはじめの3連休は、各地で連日の夏日となりましたね。長崎も9月初旬のような蒸し暑さで、道行く観光客は半袖シャツ姿が目立ちました。街路樹のナンキンハゼの紅葉は見られるものの季節の深まりを感じさせるような風景は、まちのなかには少なく、住宅街をぬけ、段々畑が残る鳴滝の山あいまで足を運びました。そこで、ようやくススキやセイタカアワダチソウが群生する秋らしい風景が見られました。この異例の暑さも連休明けの雨でひと区切り。急速に気温は下がって秋らしさがもどってきたようです。 市
10月に入ってから、中島川ではキセキレイ、ハクセキレイが活発に飛び回る姿を目にするようになりました。ようやく、秋めいて過ごしやすくなってきましたね。食や催しなど、何かと楽しみの多いこの季節を存分に楽しみたいものです。 長崎くんちが4年ぶりに開催されました。今年の踊町(おどりちょう)は、桶屋町(本踊)、船大工町(川船)、栄町(阿蘭陀万歳)、本石灰町(御朱印船)、丸山町(本踊)、万屋町(鯨の潮吹き)の6ケ町。踊町の役割は、本来なら7年毎に回ってきますが、新型コロナの影響で、今
いままで経験したことのない猛暑と、厳しい残暑に見舞われたこの夏。そんななか、秋の味覚のザクロがご近所の庭で早くもたわわに実っていました。今年は花も早めに咲いたので、果実も前倒し気味なのかもしれません。 この暑さのなか、いつもと変わらぬ元気な姿を見せていたのが、中島川のカワセミです。石橋のアーチをスイ〜とくぐり抜けて来て、川辺の石に留まり水中の小魚をじっと狙っていました。ブルー&グリーンの美しい羽根の印象から、「渓流の宝石」などとも称されるカワセミ。かつては清流にしか棲ま
残暑お見舞い申し上げます。キョウチクトウが美しい花を咲かせています。きのう8月8日は立秋で、暦の上では秋を迎えました。この夏はとにかく暑すぎて、外出もままならないという方も多いよう。そんななか、近頃はひんやりとした夜風が吹くようになりました。昼の暑さが厳しいだけに、かすかな秋の気配がとてもうれしい。とにもかくにも、体調管理と台風災害への備えを万全にして、無事に乗り越えていきましょう。 この夏、各地では新型コロナの影響で中止になっていたイベントが次々に再開しています。長崎
梅雨末期の記録的な大雨による災害で、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。一日も早くふだんの暮らしに戻れますようお祈りいたします。 長崎では夏の花、ノウゼンカズラが開花しはじめました。猛暑の中、たくさんの花をつけるノウゼンカズラ。明るい色合いが美しく、見かけると元気をもらえます。そんな容姿にちなんでか、花言葉は、「豊富な愛情」「華のある人生」など。原産は中国で、平安時代に薬用として日本に伝えられたそうです。この時期はオニユリも開花。花びらの茶色の斑点が特徴的です
長崎を含む九州北部地方の今年の梅雨入りは、5月29日でした。雨の季節になると、眼鏡橋そばの川沿いにアジサイの鉢植えがズラリと並べられます。今年も先月下旬から色とりどりのアジサイが道行く人の目を楽しませてくれました。 アジサイのそばに一輪の真っ赤なダリアが咲いていました。美しく、育てやすいダリアは多くの人に親しまれ、今ではたくさんの品種があることで知られています。そんなダリアは、長崎ゆかりの花のひとつです。18世紀後半に原産国のメキシコからヨーロッパに伝えられ、19世紀中
立冬が過ぎましたが、長崎はここ2週間ほど晴天が続き、冬のはじまりとは思えないあたたかさです。そのせいか、黄葉がはじまった樹齢300年を超える大音寺(長崎市寺町)のイチョウの葉は、まだ明るい黄色。こっくりとした黄金色に染まるまで、もう少し時間がかかりそうです。 晩秋から冬へ向かうこの時期、楽しみなのは大陸から渡ってくる野鳥との出会いです。散歩がてら野鳥観察をしている中島川には、昨年、初めてカイツブリが渡ってきましたが、今年はまだ見えません。中島川上流では、桃渓橋あたりで、
関東地方の急な冷え込みほどではありませんが、長崎も先週からようやく日中の蒸し暑さがやわらぎ、ひんやりしてきました。さわやかな秋空のもと、眼鏡橋などの石橋群で知られる中島川沿いを散策するとアオサギやキセキレイ、イソヒヨドリなどおなじみの野鳥たちの元気な姿がありました。青緑色の美しい羽を持つカワセミは、つがいで現れそれぞれ岩の上から獲物をねらっていました。このカワセミは、街中の川の生活に慣れたのか、警戒心がややゆるくなっているようです。ツーショットを初めて撮影できました。
9月は台風シーズン。油断なく、ぬかりなく、いま一度、避難所や防災グッズの確認をしておきたいものです。 先週の台風一過。澄んだ空気の中、雲の表情も次第に秋めいてきましたね。その週末には旧暦8月15日(十五夜)を迎え、中秋の名月を愛でた方も多いのではないでしょうか。この日、関東地方の夜空は晴天に恵まれたようですが、九州・長崎は、雲の多い夜空となりました。それでも雲の切れ間から、ときおり満月が顔をのぞかせ、日をまたいでからは雲の少ない時間帯もあり、十分に満月を眺めることができまし
記録的大雨により被災された東北や北陸、そして西日本各地のみなさまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧をお祈りいたします。 あらためまして、残暑お見舞い申し上げます。立秋が過ぎ、暦の上では秋。厳しい暑さの中ですが、ここ数日、夜風がかすかに冷んやりとして来ました。セミの鳴き声も晩夏の趣。少しずつですが、涼しい季節へ向かっていることにホッとします。とはいえ、連日の真夏日(30度超え)、猛暑日(35度超え)は、身体に堪えますね。こんなときこそ、野菜をおいしくたっぷり食べ
長崎を含む九州北部地方の梅雨は、異例の17日間という短さで6月のうちに明けました。いきなりやって来た真夏の猛暑のなか街を歩けば、橙色のノウゼンカズラがあちらこちらで目を引きます。開花時期とはいえ、この暑さの中、次々に花を咲かせるなんて、すごい。そのたくましさと明るい色合いが元気をくれます。 さて、梅雨明け直後の週末、焼きものの町、波佐見へ行ってきました。長崎市街地から波佐見へは、公共の交通機関を利用すると2時間ほどかかります(JR長崎駅〜川棚駅下車、川棚駅前で路線バスに
梅雨前線が沖縄から九州南部へ移りそうだと思っていたら、九州よりも先に関東甲信地方が梅雨入りしました。長崎の梅雨入りは今週末か、来週初め頃になるという予想。とはいえ、6月に入ってからの長崎は、すっかり梅雨めいた空気に包まれ、街角のアジサイも次々に見頃を迎えています。 長崎でアジサイが咲きはじめたのは先月中旬頃。長崎市の市花でもあるこの花は、市民に親しまれ、家々の庭先はもちろん、公園や道路沿いなど、とにかく、いたるところに植えられています。長崎の市花に選ばれた理由は、「オタ
コロナ禍3回目のゴールデンウィークは行動制限なし。なかなか会えずにいた知人を訪ねて五島列島で2番目に大きな島、中通島(なかどおりじま)へ行ってきました。五島へは、長崎港の大波止ターミナルから船で渡ります。ターミナルではマスク着用や手指消毒などの感染予防対策をしっかり行う一方で、以前を思わせる人の流れがみられ、ちょっと明るい兆しを感じました。 久しぶりに訪れた五島では、自然の美しさにあらためて感動。海岸に迫る山の斜面や入り組んだ海沿いを行く車道からは、五島灘を見渡す絶景をぞ
3月下旬に満開を迎えた長崎の桜。今年は、朝晩の冷え込みが続いたこともあり、おもいのほか長く花を楽しめました。桜前線はいま東北地方を北上中。すでに、長崎の桜は初夏のような日差しを浴びて若葉の季節へ。こんな時代だからこそ、移りゆく季節を感じるひとときを大切にしたいですね。 進学、就職、退職など、この春、人生の節目を迎えた方も多いことでしょう。路面電車に乗り込むと、真新しい制服に身を包んだ学生さんたちが目を引きます。マスクを付け、友だちとひかえめに会話し、アイコンタクトで笑顔を