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[地域福祉]民生委員・児童委員のなり手が減っている原因はなにか。また、現状、どのような対策が考えられるか
民生委員・児童委員のなり手が減少している原因
高齢化と後継者不足: 現在の民生委員・児童委員の多くが高齢であり、引退する方が増える一方、若い世代の参加が少ない。
業務の負担増加: 近年の社会問題の複雑化により、民生委員・児童委員の業務が増加し、負担が大きくなっている。
報酬の不足: 民生委員・児童委員の仕事はボランティアであり、報酬が少ないため、生活費を稼ぐ必要がある人には負担が大きい。
社会的認知度の低さ: 民生委員・児童委員の役割や重要性が一般の人々に十分に理解されていない。
時間的制約: 仕事や家庭の事情で、活動に割ける時間が少ない人が多い。
心理的負担: 精神的に重いケースや緊急対応が必要な状況が増えており、心理的負担が大きい。
現状の対策とさらに考えられる対策
現状の対策
広報活動: 地域の広報誌やホームページ、SNSなどを活用して、民生委員・児童委員の役割や重要性を広める活動が行われている。
研修の充実: 新任の民生委員・児童委員に対して、必要な知識やスキルを習得するための研修が提供されている。
報酬の見直し: 一部の自治体では、活動に対する報酬や手当の引き上げが検討されている。
さらに考えられる対策
柔軟な参加形態の導入: フルタイムでの参加が難しい人に向けて、部分的な参加や特定の時間帯だけの活動を可能にする。
デジタルツールの活用: 業務の一部をデジタル化し、報告や連絡を効率化する。オンライン会議やチャットツールを活用することで、時間と場所に縛られずに活動できるようにする。
地域コミュニティの強化: 地域のイベントや交流会を通じて、民生委員・児童委員の活動を支える地域コミュニティを強化する。
企業との連携: 企業の社会貢献活動の一環として、社員が民生委員・児童委員として活動できるようなプログラムを導入する。企業が従業員に対して、活動時間を提供する制度を設ける。
若年層の参加促進: 大学や専門学校と連携し、学生がインターンシップやボランティア活動として参加できるプログラムを作る。
心理的サポート: 民生委員・児童委員が精神的な負担を感じた場合に、専門のカウンセラーによるサポートを受けられる体制を整える。
成功事例の共有と表彰: 活動の成功事例や感謝の意を広く共有し、定期的に表彰することで、活動の意義を再確認し、参加者のモチベーションを高める。
これらの対策を組み合わせることで、民生委員・児童委員のなり手を増やし、活動を持続可能にすることが期待できるでしょう。
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民生児童委員協議会にお手伝いで
出席させていただいたことがありますが
民生委員の方々が大変熱心に
討論などをされていたのが印象的でした。
また、民生委員が持っている
ファイルの回収も行いましたが、
こまかい情報を把握された上で
職務を行われていることも理解しました。
民生委員・児童委員の存在を知らない方も
多いかと思います。
以下、参考情報を添付します。
◉東京都福祉局
◉厚生労働省
◉全国民生委員児童委員連合会
見出し画像は、優谷美和さんの作品をお借りしました。
ありがとうございます。