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23年度、施設での虐待 障害、高齢いずれも過去最多
障害者1194件
高齢者1123件
厚生労働省は12月25日、2023年度に自治体が対応した障害者福祉施設・事業所職員による虐待が過去最多の1194件(前年度比25%増)あったと発表した。虐待の相談・通報(5618件、37%増)、虐待を受けた障害者(2356人、74%増)も最多を更新した。
厚労省は前年度から大幅に増えた要因として、グループホーム運営会社「恵」の組織的な食費の過大徴収を、自治体が経済的虐待と認定したことや、21年度の障害報酬改定で施設・事業所に職員研修などを義務付けたことで通報が徹底されたことを挙げた。
虐待があったのはグループホーム、障害者支援施設、生活介護、放課後等デイサービスの順に多い。
◉福祉新聞